「19ROCK~exciting motor store~」というのが今日の企画イベントライブのタイトル
さらにYAMASHITA GO1周忌追悼LIVEというサブタイトルが付く
この「19ROCK」というのが何だろう・・・と思ったらその亡くなったヤマシタゴウという人がやっていたバイクショップの名前なんだそうだ それが今回の主催者Mr.ばろうずのメンバーの友人だったそうだ
今日のペンギンハウスはまるで学園祭のように飾りつけされてちょっと違う店みたいだ なんか楽しいね
さて、演奏のほうは今回もユニークで個性的な出演者たちが揃った
最初の演奏者はmother waterというvo ,g ,b ,dsの4人組ユニット ボーカルは長いあご髭を生やしなかなか貫禄と迫力がある そのルックスそのままのパワフルでちょっとパンキッシュなところもあるボーカルをボトムの深いギターやほかのメンバーが支える・・・ちょっとサザンロックとハードコアが混ざったようなマニッシュなバンドサウンドは気持ちがいい これが初ライブとは・・・びっくり!
そして2番目の出演者はPefect at Last という名前の vo/g ,b ,dsの3人組ユニット しっかりとしたポップユニットだった 全員上手いなあ どの曲も充分に創り込んで完成度が高い ベースマンはカゼ引いて具合が悪そうだったけど本番になると急に元気一杯・・・プロ根性だなあ
そして3番目に登場したのは g ,b ,dsの3人ユニット N だ
これはばろうずのリーダーがベースを担当するインストユニットだが、まあその演奏は”アグレッシブ”と言ったらハンパじゃない もう最初から最後まで3人全員がフルテンションフルパワーでの爆音! でもリフを合わせるところなんかやっぱり「フリーミュージュック」と言うより「ロック」だね
そして4番目は打って変わってちょっとセクシーなガールズバンド(男性も一人いたど)S.M.L.XL g/vo ,b ,dsの3人組ユニットだ 彼らは前回もばろうずの企画イベントで登場したが、女性ボーカルのちょっとねっとりした歌い方とそれに対比してやけに爆音に近いギターサウンド ポップのようでパンクのようで・・・いや、どちらかと言うと「グラムロック」・・・かな
そして最後に登場するのがこのイベントの企画者 Mr.ばろうず だ
彼らのライブやイベントはもう何回もやっているが、今日の彼らの演奏を見ていて僕はちょっと驚いた 久しぶりに聴いたというのもあるのかも知れないが・・・いや、彼らの演奏があきらかに変化していた
今までMr.ばろうず というと2台のギターが深~くリバーブをかけてそれにさらにボーカルにもどっぷりと利かせたリバーブ、さらにリードギタリストのモリのこれでもかと言うばかりのアバンギャルドなフレージングと相まってバンド全体のサウンドがもう深い霧の中にいるような”混沌”とした固まりのようになっていて、まあそれが彼らの持ち味でもあったのだが、今回聴くとそれらの音がしつこくギトギトに絡みつくようでどこかすうーっと消えてゆく”後味”の爽やかさが出てきたのだ
それに加えてベースとドラムの2人のリズム隊がきりっと歯切れのいいグルーブ感とビートを作り出していて・・・聴いてると気持ちがいいのだ
その中でボーカルもギターも実に自由に楽しげに飛び回っているようで・・・なんかしばらく振りに見たMr.ばろうずはすごくいい感じに変化していた
こういうのを見ているとなんか嬉しくなってきてしまうんだよね 彼らもまだ若いから、これからどんどん変化と成長をしてゆくんだろうねえ
高円寺ライブハウス ペンギンハウス