ラストノベンバー        30日

さあ、いよいよ11月も今日で最終! 明日からは”師走”だねえ・・・そして年末を控えてペンギンハウスのライブスケジュールはいよいよ過酷な密度を迎えようとしているのだ!

そういうわけで今日も”情け容赦ない”5対バンだああ~

今日最初の演奏者はペンギンハウスには初登場の vo , g , b , key , ds の5人編成ユニットの  もうしわけていど だ

かなりポップなスタイルの彼らの演奏はどのパートもしっかりしたテクとメンバー同士のまとまりがいい気持ちのいいバンドサウンドを創り出している そこにボーカルの女性の声量タップリで特にブラックっぽい曲でよく響く声がとてもよい・・・上手いなあこのバンド

ボーカルの事情でこのあとしばらくバンド活動ができないそうだが・・・ちょっと勿体無いねえ

2番目の出演者は vo ,  g ,b , ds の4人編成の girly

ここのボーカルが独特のベビーボイスで歌うスタイルはなかなかほかには居ないバンドサウンドの要になっている 曲は全部英語(?)の歌詞だが確かぜんぶオリジナルだったんじゃないかな

聴いてたらちょっと”スラムハッピー”みたいだな・・・と思いつつギターの音色が妙にトレブリーだと思ったら12弦ギターだったり・・・おい、今まで気が付かなかったのか・・・あれ~ずっとそうだったのかなあ 俺眼が悪いからねえ(笑)

さて、3番目はペンギンハウスにはずうっと出ているお馴染みのユニット vo/g , g , b , ds の   その日のヒロシバンド だ お馴染み・・・と言ってもバンドのメンバーはそのつど違う

でも今日のメンバーでの出演が一番多いんじゃないかなあ そう思わせるようにバンドのサウンドのまとまりがいいんだなあ

いつもは帽子姿がトレードマークのようになってるヒロシだが今日は珍しく無謀・・・いや”無帽”

3人でコーラスをとったりもう一人のギターのリードボーカルの曲などステージ構成も飽きがこないようになってるなあ

そして最後にやった「ルー・リードに捧げます」・・・という曲のラスと近くのツインリードギター・・・いい音だったなあ 彼らは来月の23日また同じメンバーでここに出てくれるそうだ 次回もお楽しみに!

さて、4番目は若いバンドだ ペンギンハウスには2度目の登場 g/vo , b , ds の3人編成のユニット ワールドイズコインタウン だ

ボーカルの彼のちょっと「苛められっ子」みたいな風貌がなんとなく”癒し系”なのかなあ・・・と思わせておいて彼らの演奏はかなり烈しくてパンキッシュなところがある

今の若い人たちらしくその刃先はかなり鋭く尖っていてその代わり今にも折れてしまいそうな危うさも同時に抱えているような・・・そのなんだか切実な感じが彼らの表現にそのままなっているみたいだなあ 僕はそういう彼らがけっこう好きだ もっともっと尖っていいんじゃない!

最後もトリオだ g/vo , b , ds の トラブルシューターズ メンバーは新城ヒデキ、佐藤ビトク、角田ケン・・・しかし同じトリオとは言ってもバンドとして発するものはずいぶんと違う

一言で言えば「大人」なんだよなあ・・・以前の「トラブルメーカーズ」のドラムが代わってこの名前に変わったがずうっと一緒にやってきた彼らの積み重ねてきたものがいい感じで”発酵”して独特の美味しい味を作り出しているみたいだ

それは烈しいようで聴いてるとなぜだか”しっとり”としたような「安心感」みたいなものを聴いてる側に与えてくれるような感じ・・・決して「鈍って」いるのではなくちょっと角が取れてる感じが聴いててとても気持ちがいいのだよねえ・・・

今日演奏した「I Shall Be Released」・・・「レボン・ヘルムに捧げます」と言って始まったが、最近は”ベタ”過ぎて逆にあまりやるバンドが少なくなってきたので久しぶりになんだか懐かしかった

そして日本語で歌われた部分・・・「朝日は昇るよ/少しずつだけどね・・・」

そうだ、この訳詞を作ったのは西岡恭蔵だね・・・今は亡き彼のこともちょっと思い出していたよ

そして、日付が変わった・・・もう12月だ

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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