音圧・声圧・魂圧    27日

さあ、今日もなんだか面白いメニューがすし詰めだぞ

今日最初の演奏者はziGzaG サックスプレイヤーでベースマンでもある福島幹夫の企画で生まれたユニット メンバーは福島幹夫、山中ヒデ之、佐藤綾音、るっぱ、(以上サックス)高宮博史(b)永田真毅(d)というなんとサックス4本によるスーパーセッション 福島、山中はふだん「エソギエ」というユニットで出演している そして当日直前にさらに塚本真一(P)渡辺英貴(Perc)が増員…なんと8人編成のビッグバンドだ とにかくバリトン、テナー、アルト、ソプラノ・・・というサックス全サイズ(バスはなかったが)がそろい踏み・・・この管4本の出す音圧はすごかったよ! いつもは生音で充分な渡辺のパーカッションがマイクなしでは聞こえない 音の壁のようになったサックス軍団・・・迫力あったなあ そして40分のフリー演奏・・・気持ちよかったなあ!

2番目に登場したのはあさのおよぐだ 独りパンクの道を突き進む 限りなく明るくロックの種を撒き続ける男は決して立 ち止まらない そして、走る走る!そして叫ぶ「パンクやるしかねえ!」 今年は本当に数多くの演奏をここでやってくれた 夏には1ヶ月弱の関西ツアーも経 験して、より線が太くなって帰ってきた彼 大音響のビッグバンドのあとでギター1本の弾き語りというハードな出番を彼持ち前のパワーで打ち返していた そして新曲の披露も・・・ありゃ、途中までかあ(笑)この続きは来年聞かせてくれよ~ お疲れ様!来年もよろしく

3番目に登場するのは片平誠 2人組アコースティックユニット「ウシトラ」のギターボーカル片平は最近はソロでの活動にシフトを変えた 一人でも足を踏み鳴らしあの重量感と迫力のあるスタイルはそのまま ”詩人”でもある彼の言葉の重みがソロではさらに引き立つ そしていつもどおりあの「気狂いじみて~る~!」という”フィールドハラー”のような叫びからステージが始まる 彼の演奏は常に苦痛に耐えているような声と表情で出来上がっている 歌うことと叫ぶことは”イコール”なのだね そして「やってらんねえよ~!」という叫びから入る「どっちみち」という曲ではシングアウトが起きる・・・いやあ、今年もいっぱい叫んだ片平・・・来年も叫んでくれ~!

4番目の演奏者はコーヘイフジノ だ 彼も今年は着実に自分の活動そして音楽性の進化を続けてきた  最近は少しソフト路線も 加わり音楽の幅が広がると同時に自身の「パンク」を極め続けている 今日は用事があって関西からとんぼ返りだったそうで・・・お疲れ様! 年末って色々なことが起きるんだねえ ちょっとお疲れ気味に見えたが声はいつもと変わらずものすごい起爆力と伸びが・・・それを見ていた9413のアツシがこう言った 「モチみたいな声ですねえ」・・・本当だ! そして思い切りの激情をぶつけるように目一杯歌う叫ぶ カバーの「ファイト」もすごかったなあ そして名作「ぽんこつ音頭」では大合唱!「そ~れっ!」手拍子に掛け声・・・なんだか宴会のようになってきた まあ年末だからね(笑) コーヘイ 来年もよろしく~!

そして、今日最後の演奏者は9413 9 vo/g ,b,ds ,perの4人編成 ボーカルのアツシのヒートアップするキャラとパーカッションのブルースのゆるさ、などなど・・・とにかくメンバー全員ユ ニークなキャラが集まったポップでパンキッシュなR&Rバンドだ どことなく「ガチャガチャ」と落ち着きの無いそのパフォーマンスぶりもなんか彼ららしくて僕は好きだ これだけステージも重ねているのになんだかいつも「初心者っぽい」・・・それって実はすごい大事なことなんだよね ・・・そして今日は珍しくブルースがお休みでアツシ(vo/g)エンジョウ(b)エダ(ds)の3人編成 そしてアツシはいつものストラトではなくSGでの演奏 この編成でのライブはたぶん初めてだと思うけど音がシンプルな分引き締って気持ちいいR&Rサウンドだ 今日は9413の応援団も多かったがペンギンハウス全体がちょっといい意味で”宴会モード”だった 演奏の終わった出演者もお客さんも一体になってこの年の暮れのペンギンハウスの雰囲気を楽しんでいるようだった

アンコールに応えての曲は彼らのキラーチューン 「やっちまいな!」 今日は演奏者も聴き手もすごい迫力だ!

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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