皆さん 明けましておめでとうございます 今年もよろしくお願いします
僕は31日から4日間お休みをもらって八ヶ岳の我が家でじ~っくりとゆ~っくりと休んできた
それにしても年末・・・驚いたねえ 大瀧詠一さんの急死のニュース 「お正月といえば・・・」で始まる「はっぴいえんど」の「春よ来い」での彼の歌声が耳に自然に焼き付いていたのだが
大瀧さんといえばもうずうっと昔僕が「シバ」のレコーディングのリハのために福生に住んでいたベーシストのお宅に行く途中の路上で向こうからドテラを着て自転車を漕いでくる彼と会ったことがある 例の眠そうな声で「あ~、シバ 久しぶり~」と声をかけてきて僕も挨拶をしたことがあるんだけど・・・謹んでお悔やみします
さて、話題を僕の正月休みの話しに戻すね
今回、最近の正月ではやらなかったあることに挑戦してみた それは「蕎麦打ち」だ ご存知のとおり僕はかつて蕎麦屋をやっていて勿論その当時は毎日蕎麦打ちをやってた
しかし”廃業”して東京に着てからはまったくやってなかったのだが大晦日を迎えるにあたり「たまには自分の打った蕎麦を食べてみたい」という思いが湧き上がりそれで以前お付き合いのあった製粉会社に注文してそば粉そ取り寄せたのだ 量はわずか500グラム 現役の時はこの2~3倍の量を一度に打ってたがまあかなりのブランクがあったし我が家の家族だけで食べるならこの量で充分だ
家に着くとさっそく道具を出して準備 そば粉はもう届いている 諏訪にある「高山製粉」の「八ヶ岳」というブランドでこの黒いそば粉は10割でもよくつながってくれるのでずうっと使ってたやつだ・・・懐かしい
使う道具は”のし板” ”のし棒” ”こね鉢” ”そば切り包丁” ”小間板” ”切り板”・・・その他 ほぼ3年ぶりに物置から引き出されて我が家のテーブルの上に揃った さて開始!
まず「水回し」 そば粉に水を少しずつ加えてまんべんなく「加水」してゆく このとき水分が均等に全部に行き渡るようにそして加える水分が多すぎず少なすぎず・・・その判断はすべて指先の感触と勘で判断する 単純だが一番難しい作業 これで蕎麦の仕上がりがすべて決まってしまう
水回しが済んだら”まとめ”から”くくり”の作業 手早くまとめてひとつの玉にしてそして充分に粘りとコシが出るようにこねてゆく・・・なるべく手早く
それをこんどは「延し」の作業へと・・・最初は手で そのあとは延し棒を使う ここは時間との勝負
手早く均一の薄さになるようにのしてゆく もたもたしてると生地が乾いてしまう ちょっと加水が少なかった へりが割れてしまっている やっぱりブランクがあるなあ
延し終わったらそれをたたみ包丁と小間板を使い切ってゆく お!意外と腕は鈍ってなかった 身体は覚えているもんだねえ 約30分ほどで5人前の手打ち蕎麦が完成
このあと茹でてみたらなんとか繋がってくれていた やれやれ いやあ、久しぶりの十割蕎麦 出来上がりはイマイチだったけど 美味しかったよ~
ちょっと疲れたけど・・・いい年越しでした
高円寺ライブハウス ペンギンハウス