八ヶ岳ホリデー 4

さて、八ヶ岳ホリデー最終日、 車にギターやアンプなど積み込んで僕らは清里の駅前に向かった
約束の2時少し前に会場に到着 しばらく待ってると昨日ここで歌ってた中村聖美さんと企画者のTさんがやって来た
今日もここ でインストアライブするのかと思ったら「今日はお天気大丈夫そうなので」と、すぐ向かいの清里の駅前公園で野外ライブをするという
そりゃあいいね、なんかテンション高くなってきた
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Tさん、聖美さんと観光協会のスタッフさんなどで公園の広場にテントを立てPA機材をセット・・・あっという間に野外ステージができあがった
その頃僕の友人の林夫婦が到着 なんと家から約一時間近く歩いて来たという
他にもなん組か声をかけたのだけど、急だったしお盆の真ん中ということで来てくれたのは彼らだけ、でも応えてくれて嬉しかった
さて、いよいよ野外ライブが始まる まずはメインの中村聖美が歌う 今日は彼女の東京の音楽仲間のMicky小唄というギタリストがバックに加わる
そしてオリジナルにカバーを交えて数曲・・・なんでも彼女、昨日の夜清里近辺の飲み屋を数軒回り飛び込みでライブをやったそうだ
「どの店でも快く迎えてくれてすごく温かく聴いてくれました、清里の人たちって音楽が好きなんだなあと・・,」それはそうかも知れない でも聖美ちゃん、それはあなたの演奏が良かったからだよ! でも、いい出会いがあってよかった
彼女が数曲歌って下がる 今度は今までバックでギターを弾いてたMickyが歌う
GIBSONのかなり年季の入ったフルアコを抱えいきなりチェット・アトキンススタイルで弾きながらオリジナルを 彼もかなりブルースっぽいスタイルだ いいぞいいぞ!
そして、次の歌はなんとあの高田渡の名曲「生活の柄」! まさか清里の駅前でこんな歌が聴けるとはねえ〜
僕はすかさずバッグからブルースハープ取り出して吹いたよ
そしていよいよ僕の出番
そういえば人前で歌うのすごく久しぶりだ
ちゃんと声が出るか不安もあったが、なにしろオープンエアのこんな場所でやるのも超久しぶり!
よ し、ここは真夏の観光地清里をブルース一色に染めたるで!まずは「サンフランシスコベイブルース」そしてからまつ亭のことを歌った「そば打ちブギ」最後は 僕がもうずうっと昔に八ヶ岳をテーマに作った「八ヶ岳に行こう」何気に回りにいる観光客の人達も楽しんで聴いてくれてるのが嬉しかった965966968971

少しインターバルがあったのでその間にすぐ向かいにある食べ物やさんからピールとヤキトリを買ってきて友人夫婦たちと宴会を始めた
そうしているうちに音楽仲間の「パーム鈴木」が小海線に乗ってやってきた
彼は僕が八ヶ岳に住むようになって出会った親友で、かつては「パームスブリング」というライブをする飲み屋をやっていて、色々な企画イベントをやったり、一緒にバンド活動をしたりと、この八ヶ岳でもすごく音楽環境を良くしようと精力的に頑張ってきた男だ
僕は彼とTさんや中村聖美を引き合わせたくて「腰が痛い」という彼を無理言って呼び出したのだ
駅の階段を降りてくる彼・・・本当に腰が悪そうに歩いている
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聞けば腰椎を痛めてしまって最近は仕事もままならぬという ちょっと心配になったが、それでもギターを持ってマイクの前に座ると、あのパワフルなパーム鈴木だった
僕も一緒にギターを弾く、そういえば彼と一緒にやるのもすごく久し振りだ
頭の上はたまに雨雲のような黒い雲がかすめてゆくが、なんとか雨にはならない
そして最後はこの八ヶ岳へのツアー最後のステージになる中村聖美が締める
なんか、色々な思いを噛み締めるように歌う彼女の声が、ゆっくりとこの八ヶ岳の森の中へ染み込んでゆく・・・そんな気がした
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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