芯があるということ    17日

昨日はちょっと飲み会があって吉祥寺まで出かけたんだけど、久しぶりに行ってみるとすっとあった店が無くなっていたり模様替えしたりしてて・・・あの街もこの街も変化が烈しいねえ

さて、今夜の高円寺のライブハウスはどんなだったのかなあ・・・何やらまた”濃い”面子ばかりが揃ったようで・・・

今日最初の演奏者は久しぶりの BLIND BUG SLIM だ 毎回演奏スタイルが色々変わる彼だが今日はエレキギターをちょいと歪ませた音でそしてスライド・・・ここまではオーソドックスだが、そのほかにバスドラムとハイハットを脚で踏む「ワンマンバンドスタイル」

曲によってギターにループをかけたりカズーを使ったり・・・でも彼の演奏のほとんどはそのはげしくドライブしながら唸りをあげるスライドギターだ ほとんどの曲がワンコード、そしてかなりシンプルなリフのくり返しなのだが・・・これがいいのだ 時々雄たけびのようなシャウトが入ったりするそれはまるでミシシッピデルタからそのまま持ってきたようだ

E・クラプトンが何年やってても”ブルース”の表面を撫でるだけなのに比べると彼の演奏は逆に「芯」の部分だけ持ってきたようなサウンドだ 勿論僕は”後者”のほうが大好きだ 久しぶりに聴いた「芯だけ」の音楽・・・いいね

2番目はこの人たちだ けっこう最近のペンギンハウスでもインパクトのある登場をしたコーラスユニット ペガサス だ 彼らの何がすごいって、あのボーカル2人のハーモニーだ

それもイントロとか無しでいきなり歌い始めてぴったりと合わせてしまうその声がまたなんとも不思議な色彩の”綾織り”のようなニュアンスを生み出す 歌の歌詞もなんだかちょっと恐ろしい世界を作り出している彼らの描く”絵”はまるで「ダリ」みたいだ そして目立たないがもう一人のドラムのサウンドがたとえば「真夏の夜は/真っ黒け」なんて歌詞のところでちゃんとそういう雰囲気を音で作っている・・・いいユニットだね

3番目の演奏者は 東京chanzz ボーカルのモリモトを中心にして g , ,b , ds , pのジャズっぽいサウンドで限りなく”大人っぽい”世界を送り続けるユニット

お酒が飲みたくなったらこのバンドを聴くといいよね きっと同じ酒が1.5倍くらい美味しくなるだろうねえ

お酒が飲みたくなる・・・といえばこの人の演奏もそうだよね 今日最後の演奏者は 藤原愛

「酔っ払い帰り道」もそうだけどやっぱり「そこにある」・・・だね

「酒なら・・・そこにある」 じゃあ僕も一杯頂くとするかあ・・・おっと、アンコールだ!
それに応えての曲は「地獄の幸せ」・・・久しぶりだねえ

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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