今日8月6日は日本にとっては特別な日・・・言わずともわかると思うけど、広島に原爆が落とされて70年が経った 日本各地で色々な催しも行われたが、ここへペンギンハウスでも特別な晩だった
今日最初の演奏者は 土舎利
エレキギターとジャンベとディジュリドゥー・・・この一見ありそうでなさそうな組み合わせのユニットが創りだす音はまた国境を越えて独特の境を産み出す その彼らも今日はメッセージをはっきりと前面に出した演奏だった 途中、歌ではなく「朗読だ」と言っていたそれはまさに「叫び」だった
2番目はピアノ弾き語りの 藤原愛
もちろん今日という日に彼女のメッセージのある「君が代」は刺さり過ぎるくらいに刺さる
でも、それ以外には彼女のいつもどおりの淡々としたステージングが目を引いた 世の中がどんどん変な方向へと歩き始めているときにその一点から微塵も動かず「平常」を保ち続けること・・・彼女の演奏を見ていてそういうこともすごく大きな意味を持つ・・・そう思ったのだ
その藤原愛がステージに残りもう一人見慣れぬ楽器「ハーディガーディー」を抱えたTOMOが
ステージに上がる これが今日の 生半可 の演奏陣だ
ペンギンハウスマスター亜郎が組む俳句&音楽コラボユニット 今回はやはり「夏」の季語の俳句ばかり・・・そして亜郎がこんなことを言う 「今日読む俳句には5秒でできたもの、1分でできたもの・・・そして20年かかってつい先日やっと出来たものがあります」と、これは楽しみだ
ファンキーで楽しい句も多いのだが、今日はこのあと登場するTatsya Inagakiに贈った句がこれ
「サングラス 日の丸の赤 黒く塗れ」・・・いいなあ
そして20年目にやっと完成した句が
「死ぬことは 人様のこと 冷蔵庫」・・・深いなあ
このユニットのこと、文章や写真だけではうまく伝えきれないので今日は「動画」もちょっとつけるよ
こんな感じです
そして今日最後に登場するのは今日のメインと言える Tatsya Inagaki
今日もあのメッセージボードを横に置いての演奏 もちろん「憲法九条」の歌も「原爆許すまじ」も・・・そして今日の彼は実によく喋る 色々な思いが心の出口から止め処なく溢れてくる
そうだ、彼にとっても皆にとっても今日は特別な夜になった 最後のほうではTOMOとのセッションも・・・これも良かった
そして来週の11日は9日の「長崎原爆の日」の二日後・・・再び彼はここで歌う
そして今日はスパシャルな飛び入りが、山ちゃんこと山田健人が1曲「何か言いたいことありますか」を熱唱してくれた ありがとう山ちゃん!