静と動 2日

梅雨入りも近そうなこのところのお天気 今日もムシムシするねえ この時期は本当に八ヶ岳が懐かしくなる まあそんな話はさておき そういえば訃報続きというか先日歌手の尾崎紀世彦が亡くなったね まあそんな話もさておき 今日のペンギンライブだけど前半と後半が「え?これが同じ店?」と言われそうなくらい演奏者のスタイルがまるで違う組み合わせだった ここがペンギンハウスの面白いところなんだけどね
さて、その前半最初はここのお馴染みのFooliN 今回もドラムが仕事で忙しくて欠場 またまたオザワ一人の出演だった その彼も毎日の仕事のハードスケジュールでだいぶバテ気味だったが・・・さすがにステージに立つと(座ってたけど)しゃきっとしていつものFooliNワールドに聴き手を連れてゆく・・・それはいつも乾いて少し切ない世界だ 「タマシイという言葉に解釈など必要ない・・・感情という言葉に解釈など必要ない」「俺は論外・俺はローンガイ・・・」などなど 拾ってゆくといい言葉が一杯こぼれていた
そして前半最後というか2番目に登場したのは粂川拓也&ジャービスという二人組み アコギ2台それにジャービスが弾く「サズ」というトルコの民族弦楽器 それらをアンプもラインも一切使わず完全なマイク取り・・・最近ペンギンでは珍しくなったスタイルだよね 生本来のいい音が大音量でなく控えめにペンギンの店内に広がってゆく そしてボーカルもそういった音にぴったり合うような決して張り上げず緩やかに滑らかにじっくりと伝わってゆく アンプラグのいい感じでペンギンはすっかり満たされてゆく
それが後半になるとがらっと変化する 今までの静けさはもうあっという間に消し飛んでゆく・・・いえいえ、悪口を言ってるのじゃないよ ペンギンのもうひとつの楽しみ方 大音量のロックに骨の芯までやられる気持ちよさが始まる
後半トップはこれもお馴染みのたこボーband いつもガツンと来るストレイトなロックンロールに切れ味のいいギターがぐんぐん乗って押し寄せる音のてんこ盛り そこにたこボーのうたの世界がどしーんと重なる そして、今日も出たよ 「今日はな~んも もってないぜ~~~」やっぱり本家の歌はいいね!
そして、本日最後はペンギンには2度目の出演となるTHE IGNORANTSの登場だ ロックンロールといえば彼らも負けてない もうたこボーbandにも負けないくらいの大音響!さっきまでの静けさはどこに行った(笑) 写真のボーカルのシュー 最初は黒いサングラスをかけてかなり悪そうな危なそうなイメージで歌ううたもどうしようもないど腐れたような曲ばかり・・・ところが、途中からサングラスを外すとごらんの人のよさそうな優しい顔! そして演奏する曲も自分を理解してくれてた尊敬する人に対し捧げる曲とか愛について歌う曲とか・・・彼の人柄のよさが滲み出てくるような曲ばかりになる 音は最後まで爆音だったけどね(笑) なんだかちょっと泣きそうになってしまう ああ、今日も結局いいライブになってしまったなあ こんなに僕が「いい・いい」を連発してるとなんだか嘘をついているみたいだけど 本当だからしょうがないよね さあ、また明日もいいライブになるといいね

・・・そして高円寺ライブハウスの夜はふけていった・・・

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