今日は参った 昼過ぎにペンギンに入り早めにPA機材のセッテイングを済ませて色々な調べたい資料を見るためにパソコンを開きインターネットに接続した・・・ところがつながらない 最近夜とかネットの使用頻度が高そうな時間帯に一時的につながらなくなることが頻発してた 元々ペンギンのネット環境はあまりよくなくてちょっと困り者だったのだけど、今日はいくら待ってもつながらない 結局2時間以上不通の状態は続いた これだけつながらないと本当にストレス溜まるよねえ ライブの告知とか色々やらなきゃならないのに・・・まあ、あまり気にしても仕方ないのかもしれないけど どうかこれを皆さんにお届けする時間にはつながっていますように
さて、今日もペンギンライブは始まった 日曜日なので普段より1時間早い6時オープン6時半スタート 1番目は中道圭吾 アコギの弾き語りだ ペンギンの弾き語り出演者が揃いも揃って個性がというかアクが強すぎるくらいだけどその中では珍しく普通な感じ・・・かな だからかえって目立つかも知れないね 素直でストレートなところはギターも歌も曲も一環している
2番目に登場したBehringはもう個性とアクの強さではなかなかすごい 彼女の声がなんともいえないオーラを放つのだが鼻にかかった独特の声は中島みゆきを何倍も濃くしてそこに日吉ミミ(若い人は知らないだろうなあ)を混ぜたような・・・すごく特徴のある声なんだ その声でアコギを弾きながら歌う曲にはなぜか「昭和」の匂いがする なかでも完全に昔の歌謡曲のような曲とか明らかに奄美地方の歌唱法で歌う曲とか彼女の声の個性がすごく出てくるいい曲が多い 今回はなんとScreaming Jay Hawkins(黒人R&Bの中でも異端といえるシンガーだ)の「I Put A Spell on You」をカバーしたがこれが全くBehring風の曲になっていて「恐るべし」だ まだ若いからこれからどんどん変化してゆくだろうけど楽しみな一人です
さて、それを引き継ぐのはもう長年のキャリアが黒光りするような艶を放つ3番目に登場した大和田一彦だ 昔ペンギンの近くのbarで働いて古い馴染みだが、ペンギンに出演するのは久しぶりだった先月に続いての登場 やっぱり長くやってるシンガーってもうそれぞれ自分の中に「お気に入りの古い鞄」みたいなものを持ってて、どこへ行ってもそれを開くと自分の空間になるという感じだよね 彼もやっぱりそうだった ギター抱えて座ればもう自分の時間がそこから始まる・・・聴いてる方も安心してじっくり座って酒でも飲もうかって気分になるよね 地下のBARにいい歌がじつによく染み込む
そのあとに続くのは本日最後の出演者 美人姉妹(姉がギターで妹がボーカル)を中心にした5人編成のバンドNoLaVo ちょっとジャジーな演奏に乗ってボーカルユーコユーゲの歌はちょっと舌足らずな感じの甘く少しハスキーな感じがたまらない 僕はこの店で仕事する前から彼らの演奏は知ってて、いいバンドだなあとそのころから思ってたけど、今日もゴキゲンな演奏で最後を締めてくれた こういう気持ちのいいライブのあとだと終わっても誰も帰らないね 今僕がこのレポートを書いている横では、いつまでも賑わいの消えそうもないペンギンになっている さて、このリポート そろそろ皆さんにお届けしようと思うのだが・・・つながる かな ・・・こうして高円寺ライブハウスの夜はふけていった