引き出し       21日

あの「大雪」からちょうど一週間経った まだまだあちこちに「孤立」している集落や通れない道が無数にある・・・そんな現状は山梨県だけでなくここ東京にも存在していた 本当にやっと今日、御嶽~奥多摩駅間で運転を見合わせていた青梅線は21日午後10時までに上下線で運転を再開したそうだ

色々なイベントの予定も「中止」になったりね・・・まだまだ春は遠い・・・のかな?

さて、今日のペンギンハウスライブはこのミュージシャンから始まった ギター弾き語りの 泥窪 だ 去年の後半はだいぶ”充電”をしていた彼が最近になってまたエンジンがかかりはじめた そのひとつが前回から始めたアコギでの弾き語り・・・まだギターに”負けて”いる部分があるけど頑張ってほしいね そうそう、彼にも新しい動きが始まってる 実は今年の春に自分のCDを作りたいというので今その作業が始動したばかりだ 今回は僕が録音だけでなくギターも弾くことになりそうで・・・いやいやまた忙しくなるなあ・・・よろしくね!

2番目の演奏者はユニットだ vo/g , b , ds , per/cho の4人組 9413 だ 今日、演奏が終わってからボーカルでリーダーのアツシは「今日はうまくいかなかった・・・」としきりにボヤいてたけど僕はそんなには思わなかったな 細かいところはそれは掘ればキリがないけど、バンド全体としてはいい”空気”ができていると思う まあ僕もそうだけどやった当人にはどうしても色々な”アラ”が見えてしまうのだけど・・・意外とそうではないのかもよ 僕が感じる9413の魅力ってあの「ハンブルグ時代」のビートルズみたいなところがちょこっとあるとこだと思うんだよね 決して洗練されないでいる・・・ってのも才能だと思う そして今日初お披露目だったベースエンジョウのコーラス これもっと聴かせてほしいね!

3組目はふたたびソロになる アコギの弾き語り今日二人目のシンガーは 片平誠 だ ジャリジャリとしたギターの音は全然「ファット」じゃない 枯野を吹き抜ける風がススキを揺らすような音・・・と言ったら言い過ぎかな でもカタヒラの腕がガシンガシンとそのギターを刻む音は確実に聴き手の心にまで刻みをつけてゆく

まるでそこにマイクがあるのを忘れたように彼は思い切り首を振りそして叫ぶように歌う いつも聴き慣れた曲なのだがいつも初めて歌うような表情で彼は歌う 最後の曲・・・「小鳥よもっと肘を上げて飛べ」 どしんどしんと床が響く 彼は膝を高く上げて踏みしめる それがカタヒラの歌だ

そして最後はまたユニットだ vo/g , ,b , ds の3人編成の 吐息 はペンギンハウスでも人気のあるバンドだ そのサウンドはまた独特の色合いを持っている

ギターボーカルの河野がトレードマークのFIREBIRD を「ジュワラ~ン」と弾くともうそれだけで混じりけのない「吐息」のサウンドだ 彼のボーカルの独特の湿り気のある声と歌い方・・・それを控えめながら本当にタイトにセンシブに支えるジョニー(b)とチャッピー(ds)・・・このバンドに人気があるのも無理はない

そしていつもは本当に緩やかにまるで液体のように流れてゆく彼らの曲なのだが、今日の最後にやった確か新曲だと言ってたはずだが、珍しくハードシフトなR&Rスタイルのメッセージ性のある曲だった へ~え、こういうのもやるんだねえ 吐息の引き出しの新しいのが見れたような気がして・・・これはまた楽しみだなあ

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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