ハーディガーディって何? 27日

今日のペンギンハウスライブはまた5組の演奏 毎度のことかも知れないが今日もバラエティーに富んだ内容だった

最初の演奏者はアコギ弾き語りの コイズミツトム だ 彼には独特な曲作りのスタイルがある それもそのはずで、弾き語りのほかに「S.L.L」というユニットをやっているのだがこれが打ち込みやサンプラーなどを使ったちょっと「テクノ」的なスタイルなのだ 普段の彼のソロからはちょっと想像がつきにくいのだが

そして今日はそのS.L.Lのナンバーばかりのレパートリーの演奏だった「モンスーン・バレー」って気になるタイトルだなあ・・・そう思ってたらタイ産のワインの名前なんだそうだ なんかお洒落だな

2番目の演奏者はちょっと久しぶりの登場 羽賀和貴 だ いつもはナイロン弦のアコギの弾き語りをしている彼だが、今日はエレキギターそれもFlying V だ! 以前も彼がバンドでこのギターを弾いたことがあるけどその時の記憶が蘇る・・・・「エレキを持った羽賀は凶暴(笑)だ!」

その”危惧”は当たりだった(笑) そのギターをまたすごく繊細に奏でたかと思うと爆音のような(ボリュームは小さめだったけどね)ワイルドな演奏だったり・・・予想どおり「凶悪ギタリスト」は健在だった それにしてもこの切れ味とイマジネーションのすごさ・・・さすが羽賀和貴!

3番目の演奏者は TOMO 本当に珍しい「ハーディーガーディー」プレイヤーだ

さて、「ハーディーガーディー」という楽器なのだがこれを説明するのが難しい ヨーロッパの民族楽器なのだがギターより少し小ぶりなボディーに何本かのナイロン弦が貼ってある そのうちの何本かは「ドローン」の役目をする弦、それから「リード」を担当する弦が何本か それと「リズム」を担当する何本か・・・これだけでももうかなり複雑なのだが・・・それらの弦をボディーに取り付けたドラム状のホイールを手で回すとそれが弦を擦って・・・まあ「バイオリン」みたいな音が出る 全体としてはシタールのようなバグパイプのような・・・そんな音だ

その楽器を使って中世のヨーロッパのような~アラブのような~アジアのような・・・色々なものが混合した不思議な音楽が出来上がる 百聞は一見に・・・いや百見は一聞にしかずだ! ぜひ生で見て、いや聴いてほしい

4番目は2人組ユニット 東京セッション だ もうペンギンハウスではお馴染みのアバンギャルドアコースティックロックユニットの彼等・・・今日もすごかったなあ・・・

そしてリクエストにお答えして(?) 彼らの不朽の名作「パット・ブーン」が出た~! 外国人のお客さんも唖然としてたよ~(笑)

そして今日最後に登場するのはこれもペンギンハウスではすっかりお馴染みの 藤原愛 だ 前回の演奏はちょっと「実験的」なカラーを感じたが、今回はすごくオーソドックスなスタイルだったかなあ 僕は個人的にはこういうのがやっぱり好きだなあ・・・「街の声」はとくにハマってます

今日の演奏の前にマスター亜郎がステージバックに貼り付けたのは彼女の作った俳句

「姿見に 先祖の気配 雪しんしん 愛」 いかにも彼女らしい句だね

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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