そういえば      11日

今日はソロが1組とバンドが3組 それぞれ個性が違ってそれぞれが面白いスタイルを持っている出演者ばかりだった

最初の演奏者はギターインストプレイヤーの nobu だ

彼はギター1本でループを使った多重演奏をスタイルとしている そういえば彼のほかに 「フセカズ」という同じようなスタイルを持つギタリストがいるのだが、こちらのほうは現在”充電中”

そのnobuの演奏も久しぶりだ 今回はループマシンに歪み系や空間系のエフェクトのほかに自動で音を左右にパンさせる機材も使用 空間的の奥行きと広がりもあるいいサウンドを作ってた

そこで、僕もステレオチャンネルのパンを完全に左右には振り切らず1:5くらいでそれぞれ反対側にも少し出すというオペレイティングにした

こうするとちょっと音が回り込んで”ライブ”っぽさが出てくると思ったから

リハの演奏時客席まで行って出音をチェック・・・う~ん、いい音だ 気持ちがいい

ただ・・・気持ちがよすぎて眠くなる そういえば今朝は9時起き 泥窪のレコーディングの最後の仕上げ「マスタリング作業」を朝からやってたのだ あ、僕の話はどうでもいいね(笑) いい演奏だったよ!
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2組目は g/vo , g , b ,ds という4人編成のバンド ハッピーターン だ

全員年代はかなり僕に近いかな・・・だからだろうか・・・音がやっぱり70年代っぽいんだ

「ロック」という音楽が「反体制」の象徴みたいだった時代に演奏者たちが持っていた「重さ」「暗さ」みたいなエッセンスが充分に満ちていて、だからと言って深刻なのではなくパワーで何かを打ち壊してしまおうみたいな衝動が絶対的にある 今では「パンク」とかが持ち続けているスピリットなのだが・・・そういう意味では昔のロックって全部パンクだったよなあ・・・などと考えながら「不良少年」のままみたいなボ-カルのいる彼らの演奏を観ていた

そういえば、このバンドは面白くてベースとドラムの2リズムが女性なのだ

最近女性のドラマーベーシストはこのペンギンハウスにもずいぶん多く出演しているが、皆パワープレイヤーだ・・・そういえば・・・それとは関係ないかもしれないが・・・今日は「母の日」だった
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3番目はずいぶんと平均年齢が下がって b/vo , g/vo , ds の3人編成のSUNA GIRL だ

このユニットもベースは女性・・・というより「さかなのこぼね」という名前でここにはよく出ているユナだ ギターは彼女のお姉さん 姉妹のDUOでそこにドラム・・・これは男性だが・・・加わってSUNAサウンドになる

一見ちょっと今風のポップスみたいなところもあるが、そこは”さかなのこぼね”だけにカルシウムたっぷりの骨太なロックバンドだ

そういえば実は僕が彼らのPAを担当するのは今日が最初なのだが「こぼね」も普段のソロとはまた違う面が出てて面白かったなあ・・・
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あれ?ウガンダさんがもうドラムセットに座ってる・・・そう思ったら違った(笑) SUNA GIRLのドラマーがまだ片づけをしていたのだが・・・最後に登場する 赤い夕陽 そのドラマーのウガンダと服装も帽子も体格もかぶってしまってたのだ!

さて、トリはこの人たち ボーカルのタマちゃんの独特な昭和演歌のような歌にバックのバンドのサウンドはときにカントリーっぽくときにムチャクチャロックに・・変幻自在で・・・とにかく楽しいのだ

全員すごい業師なんだがギタリストでもある僕のお気に入りのリードギターのシマはもうモンスターみたいなプレイヤーだ 「ジョー・メイフィス」みたいなカントリーギターから「ジェフ・ベック」みたいなギターまでなんでも来いだ

そして、その彼が「ブライアン・メイ」そっくりなギターを弾く彼らのおはこ・・・「男のくせにラプソディー」

もちろん「Queen」の「ボヘミアン・ラプソディー」をパクってるのだが、この曲は凄いんだなあ~

ロックと演歌がここまでミックスされちゃうなんて・・・いやいや、彼等にしか出来ないよね・・・これは

いやあ、今日は本当に豪華なディナーをたっぷりご馳走になった気分だったねえ

あなたのお母さんも連れて来れば喜んでくれたと思うよ 逃した人は・・ゼヒ来年!
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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