こんとんとした    13日

今日、いつも来てくれているピアノの調律師さんから面白い話を聞いた そのひとつは僕の「日記」のほうに書いたが、もうひとつの話「セロニアス・モンクは家でピアノの練習してたときはああいう音じゃなくて普通に弾いてたらしい まるでバド・パウェルみたいなピアノだった」というのだ

よくすごく面白いお笑い芸人が普段はすごく無愛想で冗談も言わないなんて話があるが・・・

さて、今日のペンギンハウスの裏の顔はどんなだったって? 裏も表もないよ(笑)

最初の演奏者は g/vo , ds の2人編成ユニットの FooliN

二人の漫才のようなやりとり・・・その間に曲が入る・・・いや、逆か(笑)

歌ものがいいのだが意外とインストにいい味出してる彼らだ
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2番目と3番目は女性のソロプレーヤーが続く まずはアコーディオン弾き語りの マメルダ が登場

小柄な体格でかなり大きくて重いボタンアコーディオンを力一杯弾きながら歌も歌う

そのボーカルがなかなか好評な彼女だがもちろん”本業”のアコーディオン演奏も素晴らしいのだ

特にワルツの曲なんて本当に本場ヨーロッパのリズムがしっかり身に染み込んでる 名前も顔つきも日本人離れした彼女だが「れっきとした日本人」なのだ
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3番目は同じ鍵盤弾きでもピアノ弾き語り 藤原愛 だ

いつものように漆黒の衣装をまとい静々と調律の済んだばかりのピアノへと歩む 深く一礼してそこから「藤原屋」の舞台がはじまる

最近よくやるようになった「嫌われアンヨ」や「里帰り」「故郷」など・・・今日はMCも少なくどちらかというと淡々としたステージングだったかな

写真をアップしながら妙なことを考えた ほぼ暗いステージの後にスポットを浴びた愛と彼女の影が写っている 歌ってたのは・・・どちらかな
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そして、最後はこの2人 東京セッション

僕はいつも彼らの演奏をリポートしながら文章で紹介することの限界を感じてしまうのだ いつも二度と同じことをしない・・・しかし彼らの演奏の姿勢は一貫している このバカげたようなパフォーマンスのすべてを・・・その場で目撃していた人間だけに伝わるものがあるのだ

だからやたら写真をアップしたくなるのだ

彼らの演奏の終盤近く マスター亜郎がまた俳句をひとつ献上した

「混沌の顔にへのへのもみじ書く」・・・なるほど
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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