さて、2日目 この日はお昼頃までゆっくり寝た なにしろ涼しい・・・あまり言うと反感を買いそうだけど、本当に夏の八ヶ岳は天国なのだ そのぶん真冬は「地獄」だけどね(笑)
息子が「出かけたい」というので夕方くらいに家族で諏訪へ行くことにして、まずキャッシュコーナーに寄ろうと清里駅前に向かった
普段は本当に閑散としている清里駅前だけどお盆の時期ということでそこそこ多くの人や車がいた まあ、昔はそれこそ歩道からは人が溢れていたし、車は大渋滞というのが清里の夏の定番だったのだけどね
さて、キャッシュコーナーから外へ出た すると向こうの商店街のほうから何か声がする
誰かが歌っている・・・女性の声だ・・・カラオケなのかな?
まだ急ぐ時間じゃなかったのでなんとなくその声のするほうへふらふらと寄っていった
すると、カラオケじゃなくてギターの弾き語り・・・なんとライブをやっていたのだ
それは「ヴィーナス」という看板が掛かった店舗 お店の中はがらんとしていて、どうやら空き店舗を借りてそこでインストアライブをしてるようだ
若い女性がギターを弾いて歌っていた うん、いい声だ ギターもいい そう、彼女の歌声には人を引き寄せるものがあった・・・だから僕はふらふらと吸い寄せられたわけだ
お店の中には3~4人ほどの人が聴いていたが、あまり足を止めて聴いてく人はいないようだった
僕はその場に立ってその女性の演奏を聴いていた すると、うちのかみさんも気がつけばあとからやってきていた とにかく声がいいし歌が上手い それになんとなくブルースっぽい匂いがする 持ってるギターがシブすぎる そう思ってたら彼女がMCで「私は旧いブルースとかが好きで・・・」と言うので「やっぱりね!」と納得
最後の曲はちょっとラグタイムっぽいオリジナル曲だった
演奏が終わると僕は彼女とところへ寄っていき声をかけた そのシンガーの名前は中村聖美ということだった
「いやあ、すごく良かったよ!いつもここで歌ってるの?」すると
「私は普段は東京で活動してるんです 今回はここの企画をしたTさんに声をかけてもらって昨日からここで歌ってるんです」とのこと
そのTさんというのは彼女が演奏している横でPAをやっていた青年だった なかなかの好青年だった
僕は彼にも声をかけた
「こういうイベントずうっとやってるの?」と すると
「僕は今この周辺で色々なイベントとか企画してやってるんです 八ヶ岳を少しでも活性化させたいと思って」・・・と
へえ、こういう若い人でそういうことを考えてる人が居たんだ~ 僕は嬉しくなってしまった
今から10~20年前あたりは僕もパームスプリングの鈴木という友人などと一緒にこのあたりのあちこちでライブやコンサートの企画をしたり演奏をしたりしていたのだ
今は八ヶ岳から離れているのでそういったものにすっかりご無沙汰になっているけど・・・
「明日よかったらちょっとここで演奏させてくれませんか?このあたりに居る僕の友人たちにも声をかけるので」 と言うと
「ええ、ぜひ喜んで」と言ってくれたので、急きょそこから僕の友人たちに電話をしまくり・・・
そして翌日の2時にここで・・・そう約束をしてそこをおいとましたのだ 行く先は「諏訪」だ
高円寺ライブハウス ペンギンハウス