仲田修子ライブ   10日

いやあ・・・一言で言えないけど 色々あって大変で 終わってみれば なんだ
いいライブだったじゃないか そんな10日だった
大体月一で開かれる仲田修子ライブ メンバーはいつものジミー矢島(g)瀬山研二(per)有海治雄(g)小西弘人(steelpan)という顔ぶれ さて、ライブは生物とは言われるけど今回は本当にそれを痛感した それは本番の前日に肝心なボーカルの修子が風邪をひいてしまったということだった そんなに悪性ではなかったのだが、当日になっても調子は良くなるどころかさらに悪化 よりによって本番のときが一番悪いコンデイションで歌わなければならないはめに陥ってしまった 修子ライブをごらんになった方は知ってのとおり彼女の声は本当に豊かで声量もあり低いところから高いところまでとてもよく通る響きのいいボーカルなのだが、当日はその声量の半分出すのがやっとでしかも高い部分がまったく出ないという最悪な状況になっていた たとえば、1部の中ほどでやった「マンデイ・モーニング・ブルー」もサビの「マンデイ~!」というところが出ない 仕方なく1オクターブ下で歌うという苦境に立たされた もちろん当の本人が一番辛くて苦しいのだが、それを支えるバックのメンバーの僕らも必死でなんとか彼女の歌を支えようと一生懸命だった 僕は修子のすぐ横でギターを弾いていたのだが心配になりその横顔をちらっと見ると、もう表情がいつもと違い本当に苦しそうだ 大丈夫なのか・・・本当に最後まで歌いきれるのか これはいつギブアップしても仕方がないなあ・・・と思いながらギターを弾いていた するとあることに気が付いた 今日の客席がいつもよりさらに熱いのだ 修子ファン というかいつも駆けつけてくれる常連さんが何人もいるのだが、そういう人たちはいつももちろん熱心に聴いてそして応援してくれる それは本当にいつも有難いのだが、その人たちが今日はまたさらに一段と熱くすごい気迫で応援してくれる 手拍子や掛け声そしてコーラスするような曲では一段と大きな声で応えてくれていた それはまさに「自分たちががんばって今日の修子さんをなんとか支えなくちゃ」という気持ちだったのだと思う だって、僕らもそうだったから もう店中が一体になっていた いつも熱くなる修子ライブはこの日はさらにヒートアップしていた 本当に皆さん素敵な人ばかりだ 修子はひたすら「ご迷惑かけてすみません」と曲席に向かって謝罪していたが誰もそんなことはもう気にしていなかった 演奏した曲によってはたとえば「セント・ジェイムス病院」なんかそのかすれた声がかえって曲にいい味をつけてこれは彼女も「あれだけは名演だった」と言ってたがそのほかの曲だって普段と一味違って楽しめたという声が多かったのも事実 そういうわけで沢山の困難を抱えながらのライブだったけどなんとか最後の曲まで無事に演奏できてライブは終了 とにかく病気だけはなんともしょうがないから今回はこういうライブになったけど、次回は万全でまた聴いていただきたいです 僕も、ちょっと 疲れた

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