気持ちよく日曜日  28日

9月も最後の日曜日だそれにしても木曽の御嶽山の噴火は本当に突然あったようで逃げ遅れた方がかなり居るらしい 犠牲になった方は本当に息の毒としか言いようがないが、このところ日本は自然の恐ろしさばかり味合わされてしまっているなあ・・・それに輪をかけて「放射能」だもんなあ

さて、気分を入れなおして今日のライブレポートいきます

今日最初の出演者はペンギンハウス初登場 Nishica&Matpëwka というkey/vo , g マトリューの2ピースユニットだ さて、これ何て読むのか・・・「ミチカ・マトリューシカ」と読むのだよね つまりロシア語だ

マツリューシカってたしかダルマみたいな形で人形の中にまた一回り小さな同じ人形がさらにその中に・・・というロシアの民芸品だよね

その名前をもらったこのユニットはそうだなあ・・・簡単に説明するのがちょっと難しいけど、なんだか妙に懐かしさがある大人のロック・・・そんな感じがした ボーカルの女性の「大人度」がすごい いえいえ決して「老けてる」という意味じゃないよ ボーカルのNishicaの発するエレガントでちょっと色気のあるムードがいい空気を作り出していたなあ 基本は合い方のギターがメインでそこに控えめにつけるキーボードとのバランスがいい感じだった いやあ・・・大人だあ
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2番目に登場するのもペンギンハウスには初登場のユニット とまさ&トマサマキングス だ

ただし、初登場と言ってもバンド自体のことでメンバーは全員ペンギンハウスには出演したことのあるメンバーばかり リーダーのトマサは以前弾き語りでここに出たことあるし、ベースは「ローライフサーファー」のメンバーだし、ドラムは「尼崎愛子」「アンギャー」などのバックでよく馴染みのあるキンちゃんだ それもあってか、なんだか和気あいあいな雰囲気の中彼らの演奏が始まった

トマサは以前はもじゃもじゃのアフロだった髪の毛をなんとばっちりリーゼントにしていた 横浜あたりのちょっと悪い人・・・といった出で立ち(笑) でも曲は彼のそのまんまあのソウルフルでとても伝わってくるボーカルがいいバンドサウンドに支えられて本当に気持ちよくこちらに伝わってくる それにメンバー全員のコーラスも気持ちよかったなあ~
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さて、そのトマサマキングスをペンギンハウスに紹介してくれたのが実はその次に登場した Nolavo だ 今日のペンギンがなんだか和気あいあいな雰囲気だったのには実はこういうわけもあったのだ トマサマキングスはNolavoたちが「ぜひ彼らと対バンしたい」という希望から実現したものだ そしてちょっと久しぶりだったNolavo・・・いやあ良かったなあ リハのときから感じていたのだけどボーカルのユーコユーゲの声がなんか太く重量感が増していた 以前から彼女のボーカルには定評があったが、なんかターボがかかったような感じでその分とても説得力があるのだ

それに加えてバンドサウンドが本当にいい感じで熟成されてるなあ g, b , ds ,key という今の編成になってどれくらいなんだろう バンドのコンビネーションとそれぞれのメンバーの個性とそしてユーコのボーカルのバッキングとしてのツボを絶妙に掴んでいる・・・いやあ、これは勉強になるなあ このバンドも本当に気持ちがよかった
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そして「気持ちいい」といえば最後に登場したユニット 赤い夕陽 の演奏もゴキゲンに気持ちがいい 本当に日曜日の最後に観るにはうってつけのバンドだ 突然ものすごいアップテンポのカントリーロックスタイルの演奏が始まる ここのリードギタリストの腕はもうハンパじゃない その演奏に乗ってボーカルの「たまちゃん」が歌いだすと初めて聴いた人はショックを受ける・・・それはまるで昭和歌謡曲演歌のような歌い方なのだ あれ、あれ?・・・と思ってるうちに演奏はおそるべきクオリティーをそのままにどんどん進む そして、ここぞというところで始まる「男涙のラプソディー」

ここで何度も紹介してるが、これは「クィーン」の「ボヘミアン・ラプソディー」をそのまんま演歌にしてやってしまうというとんでもない”最終兵器”なのだ おまけに今日の客席にはそういう音楽にどちらかといえば敏感な人ばかりで・・・これはウケたねえ そして大きな拍手でアンコールがかかる

メンバー全員もう汗だくだが・・・もう一丁威勢のいいのを聴かせてくれた いやあ・・・いい日曜日だったよねえ
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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