オニのように   22日

注文しておいた本がやっと届いた 近くのコンビニで受け取りさっそく
持ち帰り仕事の前に少~しだけ目を通してみた まだ前書きだけだが なになに?「オニ」は物部一族だった?いきなり面白くてたまらない書き出しだ これはじっくりと読む価値がありそうだ 楽しみだなあ さて、ライブレポートにいこう
今日最初の出演者はピクレルジュラとガリレイサークルというやたら長い名前のバンドだ 名前からするとなんだか難解なプログレ系のバンドでも出てくるかと思ってると・・・意外なほど「普通」なのだ そう言ったら失礼かもしれないけどたとえばリードボーカルはなんだかゴルフ帰りのサラリーマンのお父さんみたいだしベースは近所の奥さんみたいだし・・・いえいえ悪口じゃないよ カッコだけつけてて中身が全然ないバンドよりはるかにこのほうが僕は好きだ そして、彼らの曲はタイトルからして「西新宿はいつもくもり」だとか「日本の夏 ペットボトルの夏」など日常の身の回りにありやるせないものや不条理なものを歌ってる ドライで悲しいそれはまさに今の普通の日本人が抱えているそのものと一緒だと思う あと、サウンドに関してはふらふらとギターピアノと彷徨うボーカルとかなり自由な感じのリードギターをドラムとベースの目立たないけどすごくタイトでいいリズムで支えてる いいバンドなのだ
2番目はタケヤリシュンタというギター弾き語り バックにみみのことのシムラがドラムで入った 普段みみのことで超爆音のドラムを叩く彼が一緒でしかもギターはアコギでマイク取りだ・・・これはPA苦労するぞお・・・と思ってたら意外なくらい静か目なドラミング あ、こういうドラムも叩くのね(失礼!)そして、タケヤリのギターはとても繊細な音綺麗なフレーズで組みあがった曲にセンシブルなボーカル 僕ははじめて聴いたのだけど本当にいい世界を持っているなあ またじっくり聴きたいと思う マーチンいい音だった
3番目は今回大阪からやってきた安田太というシンガーソング
ライター ペンギンは初めてだったがピアノのサポートをバックにオリジナルの曲を披露 曲作りも歌もとてもよくできたレベルでそれにすごく意欲的だ また今度東京に来るときもぜひやってほしいね 彼自身もペンギンの出演者やお客の気さくな暖かさが気持ちよかったと言ってくれた
最後の出演者はペンギンの最注目といってもいいアーテイストひひひのの登場 いつもオリジナリテイー溢れるすごい演奏を見せてくれるが、今日は佐伯というパーカッショニストを加えての演奏 この人がすごかった 何がすごいってとにかくステージの半分くらいまで並べられたものすごい量の不思議なパーカッション類を見ただけでも驚くのだがいざ演奏が始まるとそれらを弾きながら・・・とにかく暴れる すごい動きだ ほとんど一人で暴動を起こしているようなその激しい動き それに煽られるかと思えば当のひひひのひはいつもの自分の世界を決して崩さずそれでいてパーカッションが生み出す激しい津波のような音にギターで対抗する それにしてもすごいバトルだ こんな闘いなら何度でも見たい それにしても激しく動き叩くパーカッション その姿は まさに「オニ」に見えた

・・・こうして高円寺ライブハウスの夜はふけていった・・・

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