長い夜だあ     23日

今日は少し暑さが戻ってきて夏らしく・・・いや、まるで梅雨みたいな気候だ 蒸し暑いね 湿度が高いと色々なものに影響が出る 楽器もそうだしPA機材とくにスピーカーなんかもろに音が変わっちゃうんだよね やっぱり木と紙で出来てるからなあ(今は素材がだいぶ違うけどね)とくにボーカリストにはこの微妙な変化が大きな影響をあたえるねえ ちょっと今日のリハでは苦労した
さて、今日のライブだけど最初の出演者はF,L,Yという3人組のユニット g,ds,keyという編成 キーボードは主にベースパートを担当する 以前「ぼくのポニーにまたがって」というイベントライブに出たことがきっかけでペンギンに出るようになった ちょっと不思議なスタイルを持つユニットだ 大雑把に言うと「現代音楽?」かな最初聞いたときはインプロでやってるのかなと思ったけどどうやら緻密に作られた曲をきちんと決め事どおりやってるようだ かなり複雑なアレンジパターンを使うがところどころテクノポップっぽいところも見えたりそうかと思うと最後のマイナーコードの曲ではギターがかなりフリーな演奏を見せる 淡々とワイルドが不思議に同居している
2番目はペンギンに長く出演している福島幹夫(sax)高宮博史(b)永田真毅(ds)のトリオ わりと聴きやすいレゲエやファンクの曲調が多いかと思うとすごく早いテンポの4beatの曲ではかなり硬質なハードな演奏を聴かせる 最後の2曲には久々ペンギン登場のTAROも参加してノリのいい演奏で締めた
3番目はやはり以前のイベントがきっかけでペンギン出演に
なったTRUMの登場 彼らの演奏はとにかくその1/100秒
単位くらいでかっちり合わせるビートの正確さ リズムマシンという隠し兵器を使ってのトリッキーな演奏ととてもドライなサウンドは聴いてるとかなりハマる 今回は前のバンドまで時間が押していた影響で演奏時間が短くなってしまってちょっと悪いことをしたなあ また懲りずによろしくお願いしますよ
そして最後はペンギンでも知る人ぞ知るTail’zの登場だ リハで苦労したのはここのボーカルの泉田で、今日は喉の調子がイマイチだったそうでその分出音が気になる ボーカルの返しや楽器の音色、リバーブの効き具合とか色々なものがなかなか決まらない 僕は僕でいつものセッテイングなのにリバーブの出音がどうもしっくりこない あれこれ試行錯誤の末あとは本番で調整しようということになった さて、今日は大幅に押してほとんど1バンド分の時間遅れでTail’zの演奏がスタートした いつも人気のこのバンドは今日も客席をかなり埋めるお客さんがしかもこんなに遅れたのに辛抱強く待っていた そして演奏に入る う~ん、最初は少し戸惑う リハのときに迷ったあげく選んだリバーブのパターンがイマイチよくない すぐに変更する前の一番僕がよく使うパターンに戻す うん、やっぱりこちらがいい そして曲に合わせて微調整 イズミダボーカルもさすがに本番にはベストに持ってきていた そしていつものちょっと不思議なテイルズ世界が広がる それはどこか物語りを綴るロックオペラのように・・・あと1曲でラストだ うわ!もう11時をとっくに回っている でも、ほとんど誰も帰らない

・・・高円寺ライブハウスの夜はふけていった・・・

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