僕らの北沢話  40

「店の名前をどうするか」・・・そのテーマである日,北沢のアパートでミーティングが開かれた

どんな名前がいいか・・・シンプルでインパクトがあって覚え易いものがいいだろうというところでは意見が一致したが、さてネーミングということになると・・・なかなかいいアイデアが浮かばない

すると修子が提案をした 「あの名前はどうだろう」

それは僕らの仲間で「外廓メンバー」だったA次の歌ってた彼のオリジナル曲のタイトルだった

それはこの北沢のアパートとそこに住む住人のことを歌ったもので「ここは猫屋敷」という名前だっrimg0079た 実際にその当時僕らは猫を飼っていたが、その歌はむしろ修子をはじめ僕らメンバーのことを言っていた つまりみんなネコなんだと

「猫屋敷ってどうだろう・・・インパクトあるし、覚え易いよね」

そりゃインパクトある ありすぎる(笑) でもあの高円寺という街全体が強烈な個性とインパクトを持ってる場所にはこの名前はぴったりだ 全員が大賛成、はじめて僕らが高円寺に作った拠点の名前はこうして「猫屋敷」に決まった

そして1978年の春 高円寺の街の庚申通りからちょっと入った裏街にひっそりと小さく、僕らの音005楽人生のすべてをかけた「日本一小さなライブハウス」・・・と僕はよく自慢していたが・・・猫屋敷は華々しく・・・いやほとんど誰にも知られずにオープンした

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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