僕らの北沢話  44

さて、当時の猫屋敷ってどんな店だったのだろう?Scan0028

こんな写真が残ってる 客席からカウンターを誰かが撮ったものだ

写ってるのは一応僕・・・ジミー矢島 です この頃は髪の毛が一杯あったねえ・・・

カウンター後の棚には色々なお酒のボトルが並んでいる

「サントリーホワイト」「タンカレジン」「ストロバヤウォッカ」「ジムビーム」なんかもあるねえ

僕が手に持ってるのはどうやら油のボトルだ 今から炒めものか揚げ物でもするところかも知れない 猫屋敷のカウンターは怖ろしく狭かったがそれでも色々な料理も出していた 北沢のアパートで料理人として腕を磨いた僕はちょっとした料理人になっていたのだ(笑) まあメニューはカンタンなものが多かったが「フライドチキン」「あたりめ」「焼きうどん」なんて出してた

その中でもとくに猫屋敷らしいメニューがあった それは修子のアイデアでScan0032取り入れられたのだが名前を「猫さまランチ」と言った もちろん「お子様ランチ」のパクりだが、 ざっとイラストに描くとこんな感じだった 大きな丸皿にレタスとか敷いて目玉焼き、コロッケ、ウインナあともう1品ぐらいのおかず・・・そしてメインはよくレストランのチキンライスなどに使う型で形をつけたライス・・・これにおかかをかけて醤油をかけ小さな旗を立てたものだ これけっこう人気があったのだ!

美味しいお酒と料理、ライブも聴けて楽しいお店・・・そんな猫屋敷だったが・・・客足は一向に伸びなかった

そして修子はついにある決断をする

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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