今日最初の演奏者は Los Periquitas サンチャゴ田村 (Vo/Ac) 小山亜紀(Vo) 木下徹(Gt)の3人にウッドベースが加わって4人の編成になった彼らの演奏は「テックスメックス」というアメリカ南部のテキサスとメキシコの音楽のミックス リーダーのサンチャゴの解説によると元々テキサスはメキシコ領だったそうだ だから音楽スタイルもよく似ている・・・ということだ 日本では彼を含めて2人しか居ないというこのボタンアコーディオンを含めてとてもレアな演奏をするユニット ギターの木下はここではアコースティックの12弦ギターを弾く 軽くてからっとしたパーカッシブな音がこのサウンドによく似合う
2組目はピアノ弾き語りの 藤原愛 だ しかし今日はDUOだ
ギタリストのジョニーが今日は参加・・・以前セッション的にちょっとやったことがあったが1ステージフルに一緒は初めて・・・さあ、どんなステージになるか
僕もちょっと緊張したがやはりジョニーの緊張振りがステージからこちらに伝わってくる そして演奏が始まる いきなりジョニーのギターがかなり大きめの音で鳴る・・・大丈夫か?
そこからのジョニーがよかった かなりアグレッシブに突っ込むようなギターフレーズから本当にソフトに愛の音をくるむような演奏まで・・・時としてかなりデンジャラスになりながらまるで「鱧の骨切り」のようなすれすれの皮一枚で止める・・・そして藤原愛も「私の演奏にある間や空間はジョニーさんのために空けてあったのかも知れません」・・・と なるほどねえ
そして3番目は今日唯一のソロ演奏となった弾き語りシンガー アサダマオ だ
彼女といえばクラシックギターを弾きながら最近はもっぱらヒップポップのスタイルの曲だ そのスタイルにギターはまた一般的なヒップポップのスタイルではなくクラシックやボサノバやジャズ・・・色々な要素が入っている それが彼女のヒップポップをまたいい感じにしているのだ
今日最後は「たまにはヒップポップでない曲も」とメロディーのある「ビールの涙」という曲・・・これもよかったなあ
そして今日最後はこの二人 東京セッション だ
いつもそう思うんだがホシカワとマツイ この2人のコンビネーションは凄い! 彼らの演奏はたぶんすべてがアドリブで出来てるんだろうけど、ホシカワがどんな展開に曲を持ってってもすかさずそれに合わせるマツイ・・・この呼吸はすごいなあ
彼らの演奏にはロックのかっこよさもかっこ悪さもクレイジーなところもデンジャラスなところもコミカルなところもすべてあるんだ! それを作り出すのがあの2本のアコギだってとこも凄いよなあ~
高円寺ライブハウス ペンギンハウス