昨日、休みでテレビをぼんやりと観ていたら「旅番組」でちょっと面白いのをやっていた
それは”郷土芸能”を紹介する内容で、岩手県の北上地方に伝わる「岩崎鬼剣舞」という神楽と舞踊のことだったのだが・・・
なにしろその出で立ちと踊り方がすごく僕の心を惹きつけた
ほかの地方の神楽や舞踊と違いその踊りはじつに躍動的で鬼のお面をつけた演者たちが剣を振り回しながらぽんぽんと跳ねながら踊るさまはちょっと青森の「ねぶた」のようでもあるし、ずっと前にYOU TUBEで見た北海道のアイヌの舞踊とも似ていた
思えば東北地方は昔は「蝦夷(エゾ)」と呼ばれそこに土着で住んでいた人々のことを都の人々は「エミシ」と呼び恐れ嫌っていたという歴史・・・それは大和朝廷発足のころから決して新しい権力に「まつろわない」人々・・・やがてそれが「鬼」というものに一緒くたにされてきたという過去・・・
そういうことがあるから岩手出身のチバ大三をして「東北の人たちはオニに親しみ持ってるから」とい言わせる文化の根っこみたいなものが底に流れてるんだろう
久しぶりに僕の中の血がさわぐような映像を見てまたふと思う
今の時代・・・また「オニ」の出番が来てるんじゃないかと
そういえば北上地方にあるお寺では節分のときには「福は~内~鬼も~内~」と言うそうだ
高円寺ライブハウス ペンギンハウス