今日も溢れる     6日

今日のペンギンハウスライブは19:00スタート 5組の出演だ 最初の演奏者はギター弾き語りの 飯嶋光太郎 だ

今日の彼の演奏はまずディランの「風に吹かれて」からスタートした ちなみにこの曲が発表されたのが1963年 今からもう52年前なんだね そしてオリジナルを一曲はさんでもう1曲カバーを 今度は日本の・・・泉谷しげるの「春夏秋冬」こちらは1972年 今から43年前 当然この時代に彼はまだ生まれてなかったはずで・・・そんな昔の歌でもいいものは歌い継がれていくんだなあということを改めて感じさせられた 彼のオリジナルも歯切れがよくていい曲が多いので、歌い継がれていくのかも知れない
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2番目に登場したのは 2人組ユニット ららばいてりい&さっちん だ

今回は今まで使っていたてりいのアコギが去年の交通事故で受けた傷の「治療」のため入院 久しぶりにてりいはエレキを抱えての演奏だった 彼らが最初に演奏したのは「水に流して」というエディット・ピアフの曲 この曲じつは去年の彼らの最後のライブの最後に歌った「その曲から今年は始めます」とてりい・・・・なあるほど 今日はわりとしっとりめのバラードが多かった二人でした
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3番目は今日で2回目の出演になる2人組 大濱吾朗+ニキタ だ

今回大濱は今までのアコギからエレキに持ち替え なんでも彼に言わせると「アコギだとテンションが上がりすぎて危険なのだ」そうだ そして幼い頃から沖縄で同級生だったというこの二人の絶妙なノリ突っ込みを交えながらいつもちょっと挑戦的なムードを醸し出す大濱のパフォーマンスそれにからむニキタのパーカッションと・・・ブルースを基調としながら決してそれにこだわらない彼らの演奏はもうかなりハイレベルでそして楽しいのだ 今年はペンギンハウスを一杯かき回してほしいねえ
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そして4番目、昨日は「生半可」にピアノで参加していた 藤原愛 の今日が今年のペンギンハウス初舞台 いつものように闇の中から黒装束で現れた彼女は一礼をするとピアノに向かう

一曲目は・・・「ヨッパライ帰り道」 「おや」・・・と僕は思った 確か彼女が去年の最終日のステージで歌ったのがこの曲 するとやはりMCで「私も去年の最後の曲で始めました 白線は越えませんでしたが」という言葉 なるほどね! 去年の最終日に披露した新曲「山眠る」 俳句をつなげた素敵な曲だ そして最近の彼女のある意味で代表曲になりつつある「豆電球」 ほっこりとしたあと味を残して彼女のステージは終了
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そして5組目 今日最後の演奏者は何と・・・石田幹雄 もう二日目からこんなすごいメニューなのだ

今日も自分でピアノを壁から30度くらいの角度まで移動ししばらくピアノを見つめてから・・・今年最初の彼の演奏が始まった 石田幹雄は演奏にPAはまったく使わないのでこの時点で僕は手が空く そこでこのライブレポートを書き始めるのだがパソコンの画面の向こう側から彼のピアノが聞こえてくる いや、画面があろうとキーボードを打っていようが彼の音はそんなものは容易く乗り越えてこちらにやってくる ペンギンハウスのそれほど広くはないといってもこのフロアー全体が彼のピアノになってしまうのだ さっきまで烈しく怒涛のようだったピアノがいつのまにかちょっと哀愁を含んだスタンダードのような音になってる その少し前まではちょっと「バロック」みたいな音だった そして・・・あ、まただんだんと烈しくなってゆく 僕の心はなんだか今日もはげしく揺さぶられている 同じように「キーボード」を叩いているのに・・・頭の中にピアノが・・・溢れる
039041042イシダミキオ

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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