今日のペンギンハウスは昨日のパンク系イベントにはさすがに及ばないが、ゴキゲンなロック系ミュージシャンばかりが集まっていい雰囲気の夜になった
最初の演奏者は SHOTGUN BLADE だ
彼の演奏は曲調もスタイルも本当に「判で押した」ようにいつも変わらない そんな彼の演奏を初めて観る人ばかりの今日のライブだったが、なかなか大好評なステージだった それにしても彼が普段使っている「極厚」のと同じピックをこのあいだ使ってみたのだが、ムチャクチャ使い辛かった！ よくあれであのストロークが弾けるものだなあ・・・と改めて尊敬してしまった
２番目の演奏者は g/vo , g/vo , ds の３人ユニット セブンティーン だ この「ベースがいない」という編成に加えて「そろっぺい」な感じの演奏スタイルが独得のガレージっぽさを作り出していてコヨシのボーカルと合わさって気持ちのいいR&Rになってる 僕はやっぱり彼らのやる「T-REX」ものが好きだなあ
そして今日３番目に登場したのは久しぶりの 新城ヒデキ＆トラブルメーカーズ だ
半年振り以上の久しぶりには理由があって、じつはベースのビトクが去年の夏に転んで右腕を骨折してしまったからだ なんでも手術で骨にプレートをボルトで留めているそうで、リハビリも大変だったらしい 「もう大丈夫なの？」と訊ねると「まだ右手の親指から人差し指までが少し痺れてる」とのこと
心配しながら彼のベースプレイを見ながらの今日のトラブルメーカーズのライブだったが、いやいや・・・あの「ドッスーン」とくる重低音チョッパーは健在だった 以前はドラムの海老沢が病気で生死の境を彷徨ったというこのバンド 「俺たちリハビリーズって名前に改名しようか」などという冗談も飛び出しながら久しぶりのトラブルメーカーズ・・・いやああい変らずパワフルでゴキゲンだった
とにかくビトクさん 良かったね お帰り！
そして今日最後の演奏者は ボーカルのユーコユーゲを中心にした vo , g , b , ds , key の５人組ユニットの Nolavo だ
このバンドもなんていうか長く一緒にやってきているメンバーだけが出せる独得の重厚感と安定感のあるバンドだ ボーカルのユーコの歌はなんか海岸の堤防の先で思い切り叫んでいるような開放感と気風のよさがあって気持ちがいい
そしてこのバンドのサウンド・・・すごくゆるーい決めでやってるようなのだけど、それが気持ちがいいのだ 日曜日の夜を彼らが締めてくれるのは嬉しいな そういえば今日彼らの演奏を聴きながらふと思ったのだ Nolavoって意外とジャズっぽいサウンドなんだな 今までギターのマディー山崎のルックスとかに惑わされてそんなこと気がつかなかったのかな 本当に楽器の音の全部がいい感じで角が取れてて当たりが気持ちいい・・・昨日のハードコアパンクの次の日だからかな？
いや、やっぱりそれだけではないのだ
高円寺ライブハウス ペンギンハウス
