もう一杯飲む     10日

8,9と二日間八ヶ岳の自宅に帰ってきた 東京も涼しかったそうだけど
向こうはもう夜は少し「寒い」と感じるくらいの気温だった 各局2日とも家でだらだらとオリンピックなどを見ていて前向きなことは何も出来なかったなあ ちょっとだけ出かけたらある歴史資料館でアート展が開かれてて僕の友人が作品を出展していた 「現代の縄文人展」というタイトルの展示会だ

さて、東京に戻ってさっそく仕事だ う~ん、やっぱりこちらは暑いねえ 気持ちを入れ替えて・・・さて、今日のライブ 最初の出演者はギターとピアノ弾き語り深野一穂
いつものようにギルドのアコーステイックを抱えて 今日のリハで彼の要望を受けて前回よりミキシングでのギターの低音部を絞って僕の考えでトレブルをかなり上げてそれからリバーブも絞ってみた すると、この音がGUILD本来の生音にかなり近くなり深野もかなり気に入ったようす そして本番 僕も自分でギターを弾くからこういうときのギターの音色ってすごく気分を支配するってよくわかる 今日の深野一穂は気持ちよさそうに演奏してくれた これが何より! そして、ピアノのほうは本人も言うとおりちょっとビートルズやギルバートオサリバンみたいなメロデイー・・・コレが気持ちよかった そうそう今日の衣装はBEATLESのロゴが入ったTシャツだ

2番目からはいきなりバンドになる 5人編成のHOTNUTSだ このバンドはとにかくグルーブが気持ちいい 全員がかなりの達者なのだがやはりボーカルがいいとバンドはきまるよねえ ソウルフルな歌い方でノセノセのファンクスタイルからちょっとしっとりしたバラードまで何でもいけるんだねえ リードギターのスライドを聞いてるとまるでオールマンみたいでスワンプの匂いがぷんぷんする

3番目もバンドで今回ペンギン初登場のCOLORFUL SPICE 3人編成のこのバンドもやはりブルース色の強いサウンドだった ただ、HOTNUTSに比べると都会的というかクールというよりは「内省的」なサウンドにボーカルで同じようにファンクっぽい演奏でもカラーが全然違っていて面白い リズムセクションはすごくしっかりしてるしあとはボーカルにもう少しパワーがあれば言うことなし また次回を楽しみにしてるよ!

最後はふたたびソロシンガーで、こういうバンドが続いたあとに演奏できるというと限られてくるがやっぱりこの人 ミノルBグッドの登場だ なにしろエレキとはいえギター1本だ とてもバンドサウンドには対抗できそうもないと思うのだがそこはミノル ギターから出てくる音は鉄のフィンガーピックもあってとても強力でキレがいい そしてそこに彼の歌世界が乗っかってくるのだが高円寺の庚申通りや麦焼酎などまるで身近な素材が何でも彼の腕にかかるとファンキーなミノルサウンドになる とにかくブルースもロックもラグタイムも彼にかかればみんなその世界に飲み込まれてしまうのだ いつものようにギターをかき鳴らしながら歩き回る彼を見ていてふとあるミュージシャンが思い浮かんだ 誰だと思う?・・・ライトニン・ホプキンスだ ミノルBグッドって本当にブルースマンみたいだ

・・・そして高円寺ライブハウスの夜はふけていった・・・

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