思えばアメリカのポピュラーミュージックの流れって「踊れる音楽」を追及し続ける歴史の流れの中にずっとあったんじゃないかって思う
その「今新しいリズム」「今新しいステップ」への要求と追求はちょっと異常なくらいで、ほかの国々では大体ダンスのパターンが固定化しているほうが多いのにそれは何故かと考えると
結局「商業主義」との強力な結びつきがあったからだと思う 新しいリズム、新しいステップが生まれるとそれに合わせたファッション、インテリア、演奏機材、風俗全般が動きそこに新しいビジネスチャンスが生まれる・・・
アメリカというこの巨大で貪欲な国はとにかく「儲けになる」ことにはとことん手を出す・・・だから戦争も「ビジネス」にしちゃうわけだね
そして進化を遂げた音楽スタイルがあるレベルまで達すると「熟成」されて・・・そして一般のポピュラーシーンからは離れてゆく 踊るためのツールとして生まれた「ロック」も段々と「内面的」なことや「メッセージ」などを表現する手段になってゆき聴き手は座ってうなだれて瞑想しながら聴きこむというふうに変化してゆく
「ジャズ」も「ファンク」も気がつけば「フュージョン」なんてものに進化すると「踊るため」の音楽から「BGM」へ変化していって、スーパーの店頭のように誰も聞いてもいないような場所でかけられたりお洒落なバーで聞き流すための音楽へと変化してゆくわけなんだね
さて、今回僕はアメリカのダンスミュージックの歴史みたいなものをちょっとさらってみたんだけどYOU TUBE に色々面白いものが見つかったので最後にそれらを紹介する
1940年代(太平洋戦争中?)のスイングダンス 踊ってるのはプロのダンサー?
1950年代ロックンロールダンス いわゆる「ジルバ」だ
少し年代は旧い 同じジルバを黒人が踊ると・・・
たまたま見つけた動画サイト 戦前の映画からの抜粋 この関連動画ぜんぶ面白い 当時のアメリカの音楽~ダンス風俗がすごく伝わってくるよ
明日はちょっと南へ下って「南米の音楽とダンス」の話をするね
高円寺ライブハウス ペンギンハウス