「盆踊り」・・・というキーワードで僕はgoogleで検索”ググッて”みた
すると面白いサイトが見つかった それがこれ⇒「盆踊りの歴史」 だ
すごくわかりやすくまた簡潔な文章で書かれてるので読みやすい 1~8話まで長くはないのでよかったらゼヒ読んでみてほしい
まあ大筋のとこををかいつまんで紹介すると
まず「盆踊り」の原型となったのは鎌倉時代に発生した「踊り念仏」というもの 念仏を唱えながら踊るというのは当時の庶民に好まれ広がっていった 愛媛県松山市にある「宝厳寺」に縁の「一編上人」が広めたものだが今でもこのお寺に関る人々が当時の踊りを再現している これは興味深い
鎌倉幕府が滅び「応仁の乱」あたりの時代に次第に「踊り」の部分が切り離されて「パフォーマンス化」しつつ一方で戦乱の世に「死者を弔う」という目的でも発達してきたのが盆踊りの原型になる
さらに戦国時代を経て主に都市部で「風流踊り」などを経て「盆踊り」の形が出来上がってくる そのあたりから派生的に「歌舞伎」の原型なども生まれてくる
安土桃山時代になると踊りはさらに”華美さ”を増し完全に娯楽となってゆく 当時の様子を描いた「豊国祭礼図」には武士も町民も混ざって踊りに興じるところが描かれている これを見ると特に決まった「型」はないようで皆が好き勝手に踊ってるさまが見れる
徳川時代になりたびたびの「改革」でそういうものへの規制や禁止令が出されたにも関らず裏では盛んにそういうものが開かれていた
明治時代になり時の政府はこれを徹底的に禁止した しかしそれに対する不満が噴出 仕方なくそれまでにあった派手な踊りやいかがわしい歌詞(いわゆるエロものが多かった)を禁じ大人しくルールに沿って踊る今の「盆踊り」の形ができた
・・・とまあこんなところなんだけど、これを読んで僕は目からウロコが落ちる気がした
僕が勝手にイメージしていたのは今の盆踊りのスタイルがもうかなり昔からあったのだと思ったら実はそうではなくて、江戸時代までは派手な身体のアクションにぴょんぴょん跳ねながら卑猥な歌詞を大声で歌い踊る・・・というのが元もとの「盆踊り」あるいは「民族舞踊」だったので、それを消し去ったのは「文明開化」や「富国強兵」を金科玉条とした明治政府と当時の世相だったことだ
ここでもうひとつのキーワードが浮かび上がってきた それは「ええじゃないか」
この話は明日するね
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