一体何屋なのか      19日

今日のペンギンハウスのライブリストを見て「おやっ」と思った その出演者のそれぞれの名前を見てだ

「9413」「クズ男」「電気スルメ」「ワナナバニ園」・・・とおよそバンドの名前とは思えないような名前ばかりなのだ 「ザ・ナントカ」とか「ナントカズ」なんて名前はちっとも居ないのだ

まあ、ペンギンハウスの出演者にはユニークな名前がけっこう多いのだが今日は特にだ

だって名前見て「こんな演奏するんだろうなあ」・・・て予測つく? 付かないよね

まず最初に登場した 9413  彼らはここにはかなりの頻度で登場しているのでここをご覧の皆さんはご存知だろうが、まったく初対面でこの名前見た人はどんなイメージ持つのだろうねえ

まあ・・・その実体はけっこう王道を行くロックバンドなのだけど、今日の彼らはのっけから新曲を演奏した タイトルは「素晴らしい世界」だったかな g/vo でリーダーのアツシのソングライターとしての才能がキラリと光るいい曲だった 今日の彼らはフルメンバーの4人 そして何と新曲をもうひとつ「今んなって」 これもいい曲だったなあ
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2番目の演奏者は クズ男 ・・・・とはまた何とも自虐的な名前をつけたものだ

でも、ここのリーダーでb/vo のマツモトは実に実直な真面目な人間だ 彼はいつもその日のライブに自分に対して何か課題を考えてくる そして今日の彼は「恥ずかしがらない」というテーマで演奏する・・・そういう決意をライブ前僕に伝えた いつもは b/vo ,  g , ds の3人編成の彼らだが今日はドラムのツノダが休みで2人での演奏 そういうこともあってか今日は割りとアコースティックっぽいサウンドになっていた 一見パンキッシュな彼らだが心優しい世界を持っている 「ゆらゆら星」って曲 よかったなあ
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3番目のバンドは g/vo , g/vo , b , ds の4人編成の 電気スルメ だ

これもまた変わった名前だよなあ・・・でもこのバンドは  新城ヒデキ(g/vo)北川剛(g/vo)という実力のある二人のフロントがいてそれぞれ個性の違うパフォーマンスを見せてくれる この二人のギターとボーカルの絡みは70年代ロックを彷彿させるそれも極上のゼイタクなサウンドだ そこに今回はマツカワ(ds)ノマグチ(b)この4人での演奏は初顔合わせだそうだが最高なリズムセクションだった いやあ・・・最後の曲のギターバトル?・・・思わずフェーダーを上げまくる僕でした(笑)
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そして最後に登場するのはこれはもう「一筋縄」も「二筋縄」でもいかないユニット なにしろ名前がすごい ワナナバニ園 ・・・・って何? 「ワニバナナ園」なら伊豆の熱川にあったの知ってる

でもワナナバニ・・・かあ そして彼らは名前より演奏でさらに聴くものの度肝を抜く

メンバーは 熊田央(ds)、ALI(b)、種石幸也(b)・・・ここですでにベースは2人居るということで普通じゃないのだがもう1人のメンバー尾上祐一の持つ回擦胡リボンコントローラーという楽器が摩訶不思議なサウンドを生み出す その楽器を中心に生み出されるサウンドは民族音楽のような、プログレのような、ファンクのようなそのどれにも当てはまらないような独得な音世界を生み出す これはね、一度生で観る意外に僕は説明できない とにかくその名前を彼らの演奏を聴くと「なあるほど」と思わせるところへ持っていくだけのものがある 第一に楽しいのだ

いやあ、今日はさすが名前も個性的なら演奏もそれぞれ個性の塊のバンドばかりで素晴らしかった いい夜が過ごせて僕もけっこういい気分なのだ!
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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