金曜日の夜は    24日

その日のライブがまだライブがスタートする前から「これはいい感じになるだろうなあ・・・」と何となく思い浮かぶような日がある その日の顔ぶれを見てだ

今日もそういう予感がぷんぷんとしていた 果たして・・・どうだった?

今日最初の演奏者はギター弾き語りの 泥窪 だ

直前まで用事があったようで本番ギリギリになっての入り まだ息も整わないうちにギターを抱えてステージへ

それでもぽんぽんと続けざまに曲を演奏していきながら彼のいつものボトムに辿り着く 「ブルースだ、ブルースをくれ・・・」そういう声が客席から聞こえてきそうな夜・・・そうだ、今日は金曜日!
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金曜日・・・堅気の仕事をしている人(ほとんどがそうだ)にとっては週の最後の日、遅くまで仕事もあったりして・・・

そういうわけで今日の2番目の演奏者 ケチャップス のギター 渋田もやはり出演時間ギリギリに仕事着のままギターを背負ってやってきた なだのき、宇賀はすでにリハから来ていたが

そして打ち合わせもそこそこ、演奏が始まる 始まってみればいつもの彼ら3人のあの世界にすぐにつれていってくれる これがバンドの、これが音楽の実にいいところだ 本当に瞬間で彼らも彼らの世界を作り上げる なだのきがギターをかき鳴らしシャウトする 宇賀が優しくブラシでスネアを撫でる 渋田のあのとろけるようなリードがゆったりと流れてくる
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そして3番目に登場したのはペンギンハウスへは初登場 ag/vo , ag/cho , per , アコーディオン の4人編成の ホーボー だ

僕は予備知識が無かったのだが彼らの演奏を聴いてすぐに「なるほどホーボーだなあ」と思った

2本のアコギががっちりと骨太なサウンドを作り上げる そこにジャンベそしてちょっと鄙びたようなアコーディオンが色彩をつけてゆく そのサウンドに乗って歌われる曲はなんとも荒野を流離っているような歌だった こういう演奏・・・なんだか懐かしい 昔・・・春の大阪天王寺野音のコンクリの客席で寝そべって聴いていたような
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そして「懐かしい」といえばこの人はもうそれをとっくに通り越してるかも 今日はGIBSONのアコギを抱えてステージに座ったヒゲに眼鏡の白人シンガー ラリー・フラムソン と僕が出会ったのはもう40年以上前

そして最近またこのペンギンハウスのステージに登場してくれるようになった それがもう30年以上の久しぶりなのだが、彼の「Nobody Knows」を聴いてるとまんま40年近く前にタイムスリップしてしまった あの当時から達者だった日本語は最近では「オヤジギャグ」まで完璧にこなすようになっている 英語の曲もいいが、やはり彼の日本語での曲が僕は好きだなあ

後半、友人の女性ボーカリストを迎えて「Country Road」そして今日もやってくれた「東京マイタウンそれにアンコールに応えてやった「トラベルエージェントブルース」も・・・ラリーズブルースは独得な世界を40年使って作り上げていた

いやあ、いい演奏ばかりで・・・本当にいい金曜日の夜だ
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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