やっぱ歌だな      8日

今日のペンギンハウスライブの出演者は全員ギターの弾き語りだ しかしそこはそんじょそこらの組み合わせで・・・あるわけがないのがここだ

今日最初の演奏者は 田中彰己 
繊細にして大胆 優しくしなやかなアンファンテリブル 彼の歌は暗闇から引きずり出され太陽に晒されても闇の輝きを放ち続けるような彼の黒曜石のような歌は危うさを脇に抱えながら聴き手も一緒に引きずり込む それにしてもギターのリズムの芯がすごくしっかりしてきたなあ

そして今日最後に久しぶりに聴かせてくれたあの「黒い鳥」のうた・・・彼の原点みたいな曲だ
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そして今日2番目の演奏者はお馴染みの 泥窪 

前回はノドの調子が前日の西山正規生誕祭の後遺症でガラガラだった彼だが、今日はノドは絶好調 声の張りも最高だしギターもいいぞ! なんか今日の彼は緊張感が素晴らしかった

ほとんど喋らず淡々となんだか今日はクールな「二の線」みたいな(笑)

いきなり最初の曲が「泥棒」って・・・なかなかやらないよねえ
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そして3番目の演奏者はペンギンハウス初登場 タカダダクミ的 だ

初登場とは言うが彼はここによく出ているバンド THE COKES のメンバーでもあるのでお馴染みなのだ しかし、彼のソロ弾き語りを聴くのは初めて・・・そして驚いた

想像していたのとまったく違っていた 曲はすべて日本語のオリジナル そしてアコギを弾いて歌う歌は言葉と声がひと塊になってズッシーンと聴き手の心の深くまで届く スタイルとしてはけっこう重い 本人に言ったら気を悪くするかも知れないが僕はちょっと「友川かずき」を思い出した

バンドもいいのだが彼のソロも本当に素晴らしかった
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そして今日最後に登場するのはタカダとも親交のあるシンガー Tatsya Inagaki 
ガレージロックユニット「ROCKBOTTOMS 」のg/vo である彼のアコースティックソロライブはいつも全くのアンプラグド生で届く歌にはいつも強いメッセージがある

つい先日ROCKBOTTOMSで出演したときはエレキギターを弾きまくりシャウトするような歌い方をしていた彼は今日は静かにゆったりとギターの音の余韻の最後までしっかりと聴きながら声も本当に繊細にひとつひとつの言葉も大事にしながら歌う

今日も「原爆許すまじ」そして「憲法九条」を英語でメロディーをつけた彼のいつもの曲もカバーも・・・本当にいつまでもいつまでも聴いていたくなるライブだ
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス


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