雨に濡れても    3日

午前中はかなり烈しく雨が降っていた 今日の朝一でどうしても病院へいかなければならなかった僕はびしょぬれのままでペンギンハウスにやってきた きっと今朝の通勤時間にはそういう目にあった方がいっぱい居たのだろう

夕方になって雨はあがった とはいえ足元はまだ濡れた高円寺の町の舗道を多くの人がここペンギンハウスに向かっていた お目当てはもちろんこれだ ほぼ2~3ヶ月おきのペースで開かれているすっかりおなじみになったジャズライブ その名も 『ファンキージャズピアノ』
世界的に活躍するピアニスト吉岡秀晃(p)そして瀬山光一(wb)、瀬山研二(ds)とのトリオの演奏を観に多くのお客さんが来てくれた

平均年齢はもちろんかなり高い そのぶんゆっくりとゆったりといい演奏を楽しもう・・・そういうかたばかりだった今夜のペンギンハウスはいつもにもまして大人っぽい雰囲気に包まれている

今日は縦縞のゼブラ模様のようなシャツ(どこかのサッカーチームにこういうのあったか?)を着てステージに上がる吉岡 もうもう、最初からゴキゲンにスィングする そこに絶妙に重なってゆく瀬山ブラザース・・・

とくにドラムの瀬山研二のビートが今日はきりっと立っている それは昨日ここで仲田修子バンドのライブのリハをみっちりやったから・・・かも知れないね
006

いいムードで前半のステージが終り、休憩を挟んで第二部が始まった 最初に瀬山光一のオリジナルブルース・・・「酒のナントカ・・・」とか言ってたっけ そして珍しく3拍子で演奏されたスタンダード「Fly Me to the Moon」ちょっと6/8のラテンぽい感じだった そのあとはなんとセロニアス・モンクの「roun about Midnight」 これをまた実に吉岡風の味付けで・・・気持ちいい!

そして最後は「暗い曲で終わるもなんなので」・・・ということでむちゃくちゃアッパーに「セント・トーマス」 もう吉岡ピアノそして瀬山ドラムがはじける!

そしてそしてそれに続いてもうすっかり恒例になってるブルースメドレー・・・まるで「ここからが本番だ!」と言わんばかりに吉岡のピアノはもうロールしスィングし・・・ブギだああ~~~

気がつけば僕の靴はとっくに乾いている
011012009017016015

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする