一緒に抱えて     10日

今日のペンギンハウスライブは弾き語りが3組にユニットが1組 まずは弾き語りが続く
最初の演奏者はギター弾き語りシンガーの 田中彰己 
小柄な彼だが大きなGREATCHのジャボギターがなかなか似合う 最近それにミディアムゲージの弦を張っているそうだ たしかにストロークしたときの”ジャキッ”とした音に太さが加わって重量感が増している そのギターに乗って歯切れのいいスピード感のある彼の歌が踊りだす

そして彼が誘う「踊ろうよベイビー!」 いいねえ 今日最後にやった「サニー・モーニング」だったかな・・・スピード感溢れるいい曲だった
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2番目に登場したのはやはりギター弾き語りの スギナミガールフレンドフォーエバー だ

本来はsax/vo のイノッチという女性メンバーもいるのだが今回はg/vo ワカバヤシ のソロだ

枯れは弾き語りなのだがアンプに突っ込んだテレキャスを思い切り歪ませて爆音で鳴らしながらそれに負けないくらい太さと強さのある声で歌う

ふと彼の姿を見ていて思った 70年代の匂いがする・・・ということだ こういう歌い手がなんか大勢いたような記憶がしている

だからだろうか・・・彼が全力で歌う「フォークシンガーの人たち」という曲にリアリティーがすごく出てくるのは 実際には「フォークシンガー」ってまだ居るのかな・・・なんてね
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3番目に登場したのはやはり弾き語り、今度はアコギの 鈴木知文 だ

”アコギ”と言ったが彼のギターは実に饒舌だ まるでメタルギタリストのようなフレーズがそのギターからはじけ飛ぶ そしていつもながら過剰に吠えるあの歌い方・・・そして内容はつい笑っちゃうような歌ばかりなのだ でもこれは彼のサービス精神なのだと思う
っ彼の本質はやはり今日も最後に歌った「人生ライブ」に込められていると思う 今月は7回もライブの予定がある彼、まだまだ烈しく熱く疾走中だ
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そして今日最後に登場したのはg/vo, ds の2人編成編成の 吐息 だ
独特のファルセットで歌うボーカルコウノの持つ色気、それを支える意外なほど骨太なロックサウンド これらが化合した世界はいつもたまらなく気持ちがいい

ギターも2アンプに振り分けた音がフランジャー効果を生み出しちょっと軽く眩暈を覚えそうな揺らぎを聴き手に与える それをドラムがすっきりと切れのいい音でまとめてゆく

色々な試行錯誤をしながら彼らの柔らかくてそれでいて芯のあるサウンドはどんどんグレードアップしてきている 今夜はわりと静かなペンギンハウスだったけど、演奏者はそれぞれの思いをいつもしっかりと楽器と一緒に抱えてやってくるのだ 今夜も、明日も・・・
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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