なんと99回        11日

「インプロコレクション」という企画ライブには歴史がある 長い間続いたこのライブはなんと今回で数えて99回目だ! てことは次は100回・・・すごいなあ

毎月やってるわけではないから・・・一体何年かかってるのだろう 毎回またそこに登場する手出演者もすごいのだ

今回の99回目 最初の演奏者はギタリストの ジョコンダの憂鬱 

彼はここに出演している「東京セッション」や「ジ・アナトミアズ」などと親交のあるこのギタリストの出す音はやはりそういう”匂い”がしていた 限りなく暗くて深い淵の中をゆったりと沈んでいくかと思うと突然の激流そして唐突に現れる瀧・・・まるでそういうようにギターの音が変わってゆく
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そして2番目に登場したのはやはりソロギタリスト ハラ☆タカシ 
今日の彼の演奏はもう入りからトップギアに入ってしまったように激烈だった 今日はいつもはあまり使わないループを使ったりしながらさらに分厚い装甲板を打ち抜くようなショットが続く

そのせいもあってかなんと1曲目でギターの弦が切れた これは彼にしては珍しい 僕もここで何度も彼の演奏を見ているが弦を切ったのは初めてじゃないかな

そして1曲目が終わる すかさず僕が声をかけた 「今の曲のタイトルは?」

いつも彼がつけるタイトルが面白いのだがこの曲は「数じゃないんです」・・・だそうだ

そして弦が切れたギターをそのままに2曲目に・・・「1本足りないので・・・これは中谷」なるほど(笑) それにしても今日もすごいことやってたな 彼のギターコントロールの技は本当にスゴい!
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3番目に登場したのは福島ピート幹夫×小埜涼子
ペンギンハウスでもすっかりお馴染みのサックスプレイヤーピートがもう1人のサックスプレイヤー小埜を名古屋から迎えてDUOでの演奏だった

二人ともアルト そして演奏は完全なインプロ・・・のはずなんだが・・・何だこの呼吸のぴったりと合ってるのは この小埜という女性サックス吹き ステージに立つ前はなんだかそこらへんに普通にいる大学生の女の子というようなキャラだったのにいざ演奏に入ったら、いやあすごいプレイをした そして2本のアルトが絡んだときに出てくるこの何とも言えないスリル感て何なんだろう

ふと聴きながら思った これがギター2本だったらこういう風にはならないんだろうなあ・・・てね
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そして今日最後に登場したのは MΛNTRΛ
ミ ヌマ(g)シラコ(per)じゃいあん(b) この3人が今日ステージに上がって最所に演奏した曲・・・タイトルは言わなかったがかなりインプロ色が濃くて烈しいパッセージが続く彼らにしてはちょっと珍しいスタイルから始まった

さすがに今日は「インプロコレクション」 彼らもそういうセットを用意してきたか・・・そう思ってたら次に演奏した曲はいつものマントラっぽいソフトでJAZZYな曲だった

その曲が終わってからじゃいあんはマイクを持って話し始めた

「いやあ、今日がインプロコレクションだったって・・・曲ここへ来て表の看板見て初めて知った」

実は僕もだった(笑) しかも99回と言うのはどうもマスター亜郎の「ブラフ」みたいだ(笑)

とはいえもう15年以上も続いているこの企画の重量感はすごいよね

そしてこれからは月に二回ずつ出演することになったMΛNTRΛ 楽しみが増えたねえ
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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