さて、僕は二日間のお休みをいただいて自宅に戻っていた 10月もすでに下旬 山の森もどんどんと色づき始めていた
そして戻ってきた今日21日のペンギンハウスライブ
最初の演奏者はインプロ系ギタリスト Minato SEA
彼のスタイルはかなり幅の広い表現方法を用いる 聴き易いメロディアスな曲をボーカルを入れて歌ったりそこから突如ギターが爆音になりノイズのような音になってったりする でも基本はメロディーを大事に内包した演奏だ その独特の世界観から生まれるサウンドは不思議な経験をしているよう
今日は途中から女性のパーカッション&ボイスも入りますます拡げたその世界はミラクルだ
2番目はアコースティックギター弾語りの 永井Lee
その豊かなボイス歌われる彼の歌は時にはジャンルなんて垣根を軽々と飛び越えてこちらに向かってくる 今日はオリジナルにカバーを交えて気持ちのいい選曲、本人は「今日はカントリーっぽく」と言っていたがこの人のレパートリーの広さにはびっくりする
そして僕も大好きな画家「エッシャー」の世界からヒントを得たという「メタモルフォシス」という曲・・・いい曲だったなあ
ペンギンハウスのすぐ近くに「AV GARAGE」というお店がある 高円寺で音楽をやっている人なら知らない人はいない中古楽器ショップだ わがペンギンハウスもよくお世話になっていてとにかく親切で面倒見のいいお店だ
3番目に演奏した Tigh-High はまさにそのお店のオーナーとスタッフで編成されたバンド
g/vo , b/vo , ds/vo の3人編成だ このサウンドがまあ本当に嬉しくなるくらいのハードロック 僕は知らない曲が多かったがとにかくずしーんと腹に響く重量感とスピード感がある演奏は聞き応え充分! 本人たちは「僕ら演奏は下手ですから」なんて言ってたけどとんでもない 素晴らしかった!
そして「AV GARAGE」これだけ音楽が好きでそれも本格的にやってる人たちがやってるから安心してお世話になれるお店なんだなとつくづく思った ミュージシャンの皆さんも一度は行ってみてごらん
そして最後に登場するのはお馴染みのピアニスト 石田幹雄
その前のバンドの大騒ぎなくらいの盛り上がりから一転、ピンスポだけの灯りの中に浮かび上がったピアニストはまるで大海に漂う一艘の舟のよう
しかしそこから伝わってくる波紋が最初は静かに・・・やがてゆらゆらと聴き手の心を揺らし始める
時に不意にどこからともなく吹いてくる風が白波を立てる・・・しかし広い広い海の中・・・僕らの心も一緒に漂い続ける ピアノの鍵盤は緩やかにそして烈しく僕らの心に打ち寄せ続ける
今日は皆がよく知っている「マイ・ブルー・ヘブン」なんて曲も入れながら、実時叙情的で美しい曲ばかりだった
高円寺ライブハウス ペンギンハウス