30歳最後の夜    26日

10月もいよいよ最後の週になった そして今日26日はペンギンハウス30歳最後の日だ

今日の最初の演奏者はアコギ弾語りの コイズミツトム
彼の生み出すサウンドは本当に気持ちがいい 一見ゆったりと穏やかに語られるような彼の歌い方につい見落としそうになるがどの曲もじつにリズミカルでダンサブルなのだ

今日もゴキゲンな彼のオリジナルが続く 「ファンファーレ」というちょっと小気味のいい曲ではなんだか踊りたくなってくる そして彼のお馴染みのナンバー「レイディオ」という曲・・・僕これ大好きなんだけどいつも最後のところでリフレインのように繰り返す「ゴキゲンなミュージックフロム○○」というところを彼はこう変えて歌った「ゴキゲンなミュージック・・・ペンギンハウスで・・・」そして続いて出てきた歌詞・・・「丸い目玉のツツ~」「繰り返し・繰り返し~」「ロックンロールバンド・ロックンロールバーンド~」「若さが満開だね|」「ラララ・ラブソーング~」「ラリルレ・ロックンロール~」「ストーム・ブリンガー~」「白線越えたら・・・~」・・・」もっとたくさんあったけど書き取れたのはこれだけだった

すべてこのペンギンハウスに出演している人たちのオリジナルの歌詞の一節だ!

なんて粋なことをやるんだろう!コイズミツトム最高!本当に有難う!
015016018019

そしてその「白線越えたら~」という歌詞の主が2番目に登場する 藤原愛

もちろん今日最初の曲はその歌詞が入った「ヨッパライ帰り道」から始まった

この歌を歌い終わると彼女もペンギンハウスの31歳の誕生日にお祝いの言葉をくれた

そしてこんな話も・・・「なんか寒くなってきて心がちょっと暗くなってきました・・・そうか、冬が近付いているのか・・・」と

そして久しぶりに歌った「山眠る」という曲・・・これは冬の山里を描いた彼女の俳句からできた曲で僕は大好きなのだ 久しぶりに聴いたら僕は「おやっ?」と思った 歌詞がずいぶんとふっくらとなったなあ・・・と 終ってから彼女に訊いてみた すると「歌詞は変えてませんよ」

そうなんだ、それはやっぱり彼女のこの歌を歌う表現力が広がったんだなあ~ なんか嬉しかった
020022025フジワラアイ

そして3番目に登場したのはこのアコースティックジャズユニット フレデリック書院
アコーステジックギター弾き語りの鬼才山田庵巳があらたに組んだユニットでメンバーは山田庵巳(g/vo)、福沢ユウ(wb) そしてクラモトキョウコ(アコーディオン)ジプシージャズ風のサウンドにのせた新しい庵巳ワールドはエスプリもたっぷり利いてちょっと辛口のいい味を出している

僕はけっこうこのワールドが気に入ってるのだ 「ぬるぬるおじさん」「彼のDV」それにベーシストのことを歌った曲などなど・・・表では「高円寺なんて最低だ!」とうそぶく庵巳はじつは高円寺が大好きなのだ(笑)

そういえばこんなことも言っていた 「このペンギンハウスの31年の歴史は毎日毎日ここで演奏してきた演奏者たちが積み上げてきたものだ」・・・僕もそう思う
026028030029

さて、30歳最後の夜の最後を務めるのはこの二人 半バナナ
”王子”こと林漁太(g/vo)と”ライオンのシュン”こと安威俊輔(wb/cho)の2人ユニットはとにかくポップで明るく楽しいエンタテイメントで溢 れている 毎月彼らの言葉で言えば「マンスリー」でこの「コウエンテンプル星」(わかるかな) にやってくる彼ら

今夜もそれは素敵なパフォーマンスで目一杯楽しませてくれた 今日はなんと言ってもつい最近レコーディングしたという「お餅のCMソング」まで披露! いつもファンキーな彼らだが今日はまた飛び切りファンキーにロッキーに決めてくれた そして今日の彼らのメイク・・・いつもと何か違うなと思ったのだ
032033036035034

ライブ終了後、彼らの近くに行ってその顔を見て僕は驚いた メイクのナゾはこれだったのだ!

本当に嬉しい 本当に有難う 半バナナ そしてみんな!
040

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする