あの曲の名前は    19日

一日中いいお天気だった今日19日(火)

ペンギンハウスライブ最初の演奏者はギタリスト ジョコンダの憂鬱

いつもはステージの照明を真っ暗にして行う彼の演奏だが、今日は薄明かりをつけてそして彼の演奏する後の壁には2枚の絵柄の入った布が貼りつけられた それは2つともインドのヒンズー教の神「カーリー」と「ガネーシャ」だった

カーリーは女神だが恐ろしく凶暴な神で首には殺した者たちの生首を飾り、腰には切り取った腕を腰みののように並べ、夫であるシバ神の腹の上で踊っている ガネーシャは首から上がゾウ・・・というこれまた不思議な神だ

そんな神たちに刺激を受けてるのかどうかはわからないけど、今日の彼の演奏のサウンドはなんだか映画を観ているような感じがした
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2番目に登場するのは 東京セッション
ホシカワとマツイ このアコースティックユニットの創り出す世界は驚きの連続だ アコース ティックギターから出てくるとは思えな い その破壊的でもある烈しいフレーズはあらゆるジャンルを笑い飛ばすその過激的な表現につい目を奪われてしまいそうになるが、それが彼らの求めるロックの本 質なのだ 実はホシカワの個人的事情でしばらくユニットとしての活動をお休みしていたので(その間はマツイが「東京セッション-1」という名前でソロ活動していた)二人での演奏は久しぶりだ

この二人のコンビネーションが生み出す世界・・・それを見ていて僕はふと昔漫画雑誌の「ガロ」に連載してた川崎ゆきおの「猟奇王走る」というマンガを思い出してしまった 両者をつなぐのはなんだか侘しさのある不条理・・・そんな感じがするのだ
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3番目に登場したのはギター弾き語りの Tatsya Inagaki
最近はエレキギタ-を抱えてマイクを使ってのライブも見られる彼だが、今日はまたあこぎを抱えすべてノーマイクでという本来のスタイルに戻っていた

最初に詠ったのは彼の曲の中でも最もメッセージ性が高いと思われる「憲法九条」を英文で曲にしたもの そのあとは色々なカバー、珍しく超有名なあの曲をやったりしてそして最後はもう一度最初に歌った歌・・・ここに彼の今の思いがあるのだろう

アンコールでは「ジョニ・ギター・ワトソン」の曲をいつもより元気にアッパーなスタイルで
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そして教最後に登場するのはピアニスト 石田幹雄

今月の29日(金)にトリオでのワンマンライブを控えてる彼の直前のソロステージ 今日も全開と同様、しっとりとしたバラード曲が続いた 前のイナガキと同じく全くのノーマイクでの演奏

曲はゆったりとした曲調なのだが、それを演奏している彼の顔には緊張感がみなぎっていた やはりコンセントレーションを目一杯上げて演奏する姿はどんな曲を演奏するときでも一緒なのだね

何曲か弾き終わった後ちょっと手を止めて時計を見つめ少し考え込む・・・

「あと1曲・・・何をやろうかな」

そう言ってからやおら弾きはじめた・・・あ、この曲何ていうタイトルだったっけ 知ってる曲なのだけど名前が思い出せない・・・ええと

すると弾き終わった石田が曲名を言った 「ええとDeep River という曲でした」

そうだったそうだった そして次に弾きはじめた曲・・・これも知ってるぞ!・・・でも、やっぱり名前が出てこない・・・ええと
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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