さて、この懐かしの60年代の話も今日で一応終りにしますがその最終会にかの「ビートポップス」で僕が見た一発屋のバンドの中でもう一番好きだった・・・と言うより今でも大好きなこのバンドのこの曲を紹介したい
そのバンドの名前は「マンゴ・ジェリー(Mungo Jerry)」
曲のタイトルは「インザサマータイム(In The Summertime)」この曲は発表されたのが1970年なので正確には60年代じゃないけど・・・まあギリギリ滑り込みということで
この曲をはじめて聴いたときは「変な曲だなあ~」と思った
何だか妙に間の抜けたような田舎っぽいサウンドに泥臭いボーカル、そして聴いた事の無い不思議な「ボフッ・ボフッ・・・」という音が入る・・・なんだこれ?
それが「ブルース」だとわかったのはもうずうっと後のことだった あの「ボフッ・ボフッ」というおとはガラス瓶を拭く「ジャグ」というものだと知ったのもブルースをちゃんと聴くようになってからだ
彼らのこの曲はブルースでもそれこそ1920年代以前のカントリーブルースマンがやっていたようなスタイルだったのだ
でもこの曲のことをえらく気に入ってしまった少年がその後ブルースに身も心も囚われてしまったのはやはり必然性があったことなんだろうねえ・・・
それにしてもいい曲だ! この曲だけで彼らはロックシーンにちゃんと足跡を残したといえるよねえ
高円寺ライブハウス ペンギンハウス