ギターギター 84

さて、ここまで「マディ・ウォーターズ」「エルモア・ジェイムス」「ジョン・リー・フッカー」といわゆる「ダウンホーム」と呼ばれる泥臭いブルースばかり紹介してきましたが、ブルースの歴史を語る・・・いやいや別にここはブルースの歴史を語るコーナーではありませんでしたが、ギタースタイルということに絞ってもミシシッピ→シカゴ(デトロイト)という以外の流れもありました

たとえばミズーリ州「カンザスシティー」 このあたりではジャズの影響を受けたというよりジャズと合体した形でのブルースが1040年代ごろからかなり普及していました たとえば「ジミー・ウィザースプーン Jimmy Witherspoon」「ビッグ・ジョー・ターナー Big Joe Turner」などなど・・・ しかし、これらの人々はブルースシンガーで、主にビッグバンドをバックにボーカル専門でした しかし、そこから少し離れたテキサスにはそういったバンドスタイルを受け入れつつブルースギターに革命を起こした1人のブルースマンが居ました

その名は「ティーボーン・ウォーカー T-Bone Walker」

1910年5月28日にテキサス州リンデンで生まれました。本名はアーロン・ティボー・ウォーカーです。
母親の影響で、幼い頃からブラインド・レモン・ジェファーソンなどのブルースに親しみ、10歳の頃にはファミリ・ーバンドでバンジョーを弾いていました。高校生になるとギターを弾き始め、1929年にはキャブ・キャロウェイのアマチュア・コンテストで優勝し、彼のバンドと2週間だけ共演したことがあります。同年にオーク・クリフ・ティーボーンの名でコロンビアに2曲吹き込んでいます。1933年にはチャーリー・クリスチャンと出会い、遊んだり、学校へ行ったり、ダンス・イベントで演奏したりしていました。
戦後になると、1942年にキャピトルへ吹き込んだ「Mean Old World」がヒットしました。その後、ビック・バンドをバックに「Call It Stormy Monday」、「T-Bone Shuff」などの傑作を残しています。ブルースに持ち込んだエレクトリック・ギター特有の表現を使った洗練された旋律的な演奏法は、B.B.キング、ゲイトマウス・ブラウン、ジョニー・ギター・ワトソン、バディ・ガイ、チャック・ベリー、エリック・クラプトン、エイモス・ギャレット、ジョニー・ウィンターを初め多くのギタリスト達に影響を与えました。1960年代以降はヨーロッパにも渡り、公演やレコーディングを行なっています。
1975年3月16日、肺炎で亡くなりました。(以上;ラディカル・ビスケットより)

まずはこの曲を聴いてください

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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