昨日はお休みを利用して用事があったので鎌倉まで行ってきた 紅葉がちょうどいい感じでいかにも日本の秋・・・という感じを楽しんできた
さて、12月もあと2/3 今年も本当にあと少しだ
今日11日(金)のペンギンハウスライブは5組が出演した
最初の演奏者は Behring
彼女の歌には本当に「昭和」の匂いがする ほかにも「藤原愛「たけもとまりこ」といった昭和のテイストを持った演者はいるが彼女は特にそれが濃いと思う
そういえば「平成」ももう27年が過ぎようとしている 昭和を象徴するような作家「野坂昭如」が昨日亡くなった ますます「昭和は遠く」なってゆく
それなのに若い世代でいまだに昭和の香りを立て続けるシンガー・・・思えば昭和って色々大変なことも悲惨なこともあったけど「喜怒哀楽」があったんだよねえ 今の「平成」はなんか樹から落ちたリンゴがその場で少しずつ腐ってくような・・・そんな時代だなあ
だからBehringの存在感って大事なのだ 今日はいつもよりさらにいいステージをやってくれて最後は僕が好きな奄美大島の歌唱法を取り入れた「私の街で」で締めてくれた
来年もいい歌を歌ってほしい・・・よろしくお願いします!
2番目に登場したのは弾語りシンガーの 宮崎悟
あい変らずぼそぼそと呟くMCはよく聞き取れない(笑) しかし歌いはじめると途端にその声は確信に満ちてパワフルにしかし物静かにこちらにやってくる
先日、初のオリジナルアルバム「ナハートムジーク」を感性させたばかりの彼は今ちょっと上げ潮状態なのかもしれない そのアルバムにも収録されている「ナハトムジーク」「オリオン」など、彼独特の煌きと柔らかさを持っている 今日最後に演奏したのは先日彼が観に行ってきた「高田渡没後10年イベント」から刺激を受けた高田の曲「火吹き竹」
来年、1月の16日(土)にその宮崎悟アルバム「ナハトムジーク」レコ発ライブが開かれる ゲストも豪華だから、ぜひお越し下さい 来年もよろしく!
3番目に登場したのは 照井vincent& Tenderness
今までは照井(g/vo)とTenderness(ds)の2人編成だったが、今回からベースが新たに加わりこれでバンド編成となった
照井の曲はちょっと独特なスタンスがあって、曲も歌い方も限りなくポップな方向に流れて行きながら決して流っぱなしにならない 彼の詩情豊かな言葉が8ビートや16ビートに乗って飛び込んでくる
そしてこの季節の特別商品!女性コーラスも入れてやった「聖夜」まさにジャストだった!
4番目に登場するのは 大濱吾朗
去年のちょうど今頃初めて登場したまだ24歳のこの若者も今年1年じつにペンギンハウスにいい刺激を与え続けてくれた
ギターもハープもピアノも超一流 そしてブルースを基礎にしながらそこだけに囚われずに常に新しいものへも挑戦し続ける・・・これからもきっと常に「台風の目」みたいな存在になっていくんだろうなあ
今日はまずハープを吹きながらのパフォーマンスはラップ調でスタート そこからピアノに移り弾語り、ギターを持てばまるでファンクナリズムでのオリジナル曲 彼のメニューはいつも豊富だ
来年もぜひ台風の目であり続けていてほしいな 僕にとってもいい刺激なんだよね!
そして今日最後に登場したのは 上村秀右
ロックユニット「THE IGNORANTS」のリーダーでg/vo の上村はソロもすごい
とにかく今日はその直前に大濱がいい感じでブルーストルネードを巻き起こしていた
その空気感をしっかり捉えそこにさらに重厚で熟成された秀右のブルースが炸裂した
愛用のナショナルリゾネーターとオールドギブソンが吠える そして彼も吠える
本気になっちゃった彼はもう手がつけられない(笑) ゴリゴリのデルタブルースも、ソウルナンバーもそして彼独特の愛が溢れ出すオリジナルも・・・これだけ熱いプレイヤーもなかなか居ない
最後はハーピスト ドラゴン板谷も参加してアンコールは「ジョニBーグッド」!
今年の出演は彼も今日が最後 来年もまたバンドでもソロでも 爆裂ライブを期待してますよ!
高円寺ライブハウス ペンギンハウス