そうだよね、今日はもちろんあの日から丸5年経った3月11日だよね 色々な思いはあるけど今日はライブレポートに話を絞ろうと思う
さて、今日のペンギンハウスライブ 最初の演奏者は ジミー矢島 そう、僕です
今日は久しぶりにTAYLORのギターをチョイスした あまり放っておくとスネかねないからね
そして今日はいつものギターアンプ以外にマイクでも音を拾うことにした あのボディーヒッティングのときに切れ味のいいカーンと抜ける奇麗な音がどうしても欲しかったので 久しぶりに立って演奏したよ いつもはオリジナルばかりだけど今日はカバーを2曲・・・全体的にブルース色の濃い選曲にしました 愉しんでもらえれば幸いです
2番目はペンギンハウスへは2回目になる2人組ユニット ミキタカ
ブルースピアニストのミキとR&Bシンガーのタカ 最初にミキが登場 長めのピアノソロ・・・いやあ、前回もそうだったけど「エリントン」の「A列車」の壊し方がすごいのだ! そしてボーカルのミキ その渋くて豊かなボーカルでレイ・チャールスなんか歌われたら・・・もう堪らないのだ 体格が「ビッグ・ジョーターナー」「ジミー・ラッシング」みたいなこのシンガーの声は本当にブルージーだ 今日は「Drジョン」の曲も歌ってたけど いいよねえ~
3番目はg/vo , b , ds の3人編成ロックユニット THE IGNORANTS
もう1曲目からど腐れブルースロックをぎゅんぎゅんとかましてくれる この勢いにはいつも本当にいい気持ちにさせられる 強引なくらいのそのステージパフォーマンスに客席の温度がどんどん上がってゆく
そしてここでg/vo の上村秀右がMCで語る 「今日11日はあの日で明日12日は船橋のお店『月』のマスターの命日なんです」そうして歌ったその人へのオマージュ・・・なんて優しくて素敵な曲なんだろう 彼らの中に在るこの優しさがまたこのバンドの魅力なのだ
爆音バンドのあとにはアコギを抱えたシンガーがステージに上がる らりはsolo
前のバンドとは打って変わって淡々と飄々としたステージングと演奏・・・でもぐんぐんと惹き込まれてゆく客席 カバー的な曲を彼独自のスタンスのあるスタイルで創り上げる そこにはものすごく端正でありながら官能的なギターがいつも寄り添っている らりはのブルース・・・これ堪らないんだよね
そして今日最後に曲はディランのあの有名な曲に自分で歌詞をつけたものだったが、ものすごく今の社会に対する強烈なメッセージがそこにはあった それぞれが想いを抱えての今日3/11はやはりペンギンハウスらしい夜になった
高円寺ライブハウス ペンギンハウス