いやあ、長かったけどやっとなんとか梅雨が明けたらしいねえ それも「スパーン」とではなく何となくダラダラゆるゆるとした梅雨明け・・・街の空にはまだ相変わらず雲が多い 日差しもあるんだけど・・・今日28日(木)のペンギンハウスライブ 最初の演奏者は Foolin
g/vo , ds の2人編成ユニット シャープなギターと重量感のあるドラムが生み出す彼らのその透明感と物悲しさが入り混じったような曲は都会のエレジーを物語る
前回は練習した曲が殆どなかったそうであっという間の短いステージだったが、今日は少し長めにやってくれた 透明感と無機質さが満ちた彼らの演奏は僕好きなんだよなあ
2番目に登場したのは毎月ずうっと出演してくれているアコギ弾語りシンガー コイズミツトム
一見「フォークシンガー」かな・・・?と思われてしまいそうな彼だが、その実はじつにポップでダンサブルな曲を作る 淡々と歌われるその曲の底辺にはけっこうブラックミュージックのルーツが絡み付いていて聴いてるとついついこちらも身体が動いてくるのだ
そんな彼のそういうところがよく出てる・・・「砂塵」という曲が今日のラストナンバーだ
3番目に登場したのは新潟県長岡出身のメンバー2人を中心に組まれたg/vo , b , ds , key の4人編成のバンド ながおかズ
なかなか個性のあるメンバーが集まっているこのバンド そしてここのボーカルはけっこう清志郎に似ている それも若い頃のだ 昔「RCサクセション」がまだトリオでアコースティック編成でやっていた頃・・・そんな匂いがする ながおかズ だ
4番目に登場したのは 二人組みのユニット ららばいてりい&さっちん
いつもテンションの高いちょっと危なっかしげなところも彼らの魅力なのだが、今日はとくにボーカルのさっちんの”危なさ”がハンパじゃなかった(笑)
なんか「鬼気迫る」というより「鬼気がそこに居る」という感じのさっちん・・・何かが憑依したように歌う彼女・・・もうこうなったら手がつけられない(笑) 素晴らしいライブになった
終ってから会い方のてりいが思わず漏らした 「今日のさっちん・・・般若みたいで・・・僕も恐かった」 そりゃあ手に負えないわけだ(笑)
そしてららばいてりいに「今日を締めてくれるのは彼です」と言われて登場したのは ソロの弾語りシンガー 大濱吾朗
今日もますブルースハープ1本だけでのパフォーマンスからピアノプレイ・・・そしてギターを抱えて演奏・・・最後はまたピアノでと・・・この流れはお馴染みなのだが、その限られた「坪庭」のようなステージに彼は必ず新しい苗を植えてゆく
今日は彼にしては少しブランクが空いた(それでも3週間だけだが)出演で、ちょっと勘を取り戻すのに手こずったようだが、ライブパフォーマンスのスキルを最近はどんどん上げてきている彼のこと・・・すっかり客席をしっかり楽しませてしまった
ペンギンハウスライブは「梅雨明け」でしたよ~!
高円寺ライブハウス ペンギンハウス