小さい秋だけど      1日

さあ、いよいよ9月が始まった その初日の今日1日(木) なかなか濃い顔ぶれがしかも5組も揃ってペンギンハウスライブが始まった

最初の演奏者はもう独自の表現世界をもつインプロギタリスト ジョコンダの憂鬱

インプロというよりかなり”ノイズ的”な部分も多いのだが、その強弱をすごく意識したギターワークをノイズと決め付けるのは的外れだろうなあ 今日はいつものヒンズーの神のタペストリーの上から中央に四角く穴の開いた大きな神を貼り付けた 何か文字が書いてある 近付いてみるとそれは先月ペンマス亜郎がやった 「ルバイヤート」が書かれたものだった そういうことは今日はこれがテーマだったのか?
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2番目に登場したのは ジ・アナトミアズ
マツイ(g)とヤマグチ(ds)が組むインプロユニット その規則的リズムの上から発せられる予測不能な演奏は聴く者を未体験の世界へ連れてゆく

今日の出演者の中では一番「ロック寄り」だったかも ずうっと途切れることのないビート感の中で並みのように揺らいでいるものが彼らの音楽だ
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3番目はその「アナトミアズ」が残りさらにその後に登場する予定の三浦陽子が加わり亜郎がセンターに座る その名も 丹沢亜郎
わがペンギンハウスマスター亜郎が組む俳句&音楽コラボユニット「生半可」から改名したのだ 毎回編成が変わる 今日はこの3人の演奏をバックに亜郎の俳句朗読 世界の(多分)どこにもないスタイルだ 今日もこの時期の季語を必ず入れながら亜郎の独特なシニカルでシュールな句がどんどん出てくる その中のひとつ

「献体の 肉片いくつ 阿波踊り」・・・と来たか
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4番目はその三浦がピアノに残り立岩潤三がドラムシートに座る 三浦陽子+立岩潤三 今日はこの二人がDUOで演奏 限りなく透明感の高いスピリチュアルな世界を余すところなく鍵盤に載せて伝えてくれる素晴らしい表現者三浦陽子・・・そこに立岩のドラムが絡むのだが、普段は三浦のバックでも民族系の打楽器を叩いているときの彼はとてもセンティブな演奏をするのだが、久しぶりに聴くドラムは実にアタック感が強くて特にバスドラの重量感がたまらなく良かった
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そして5番目最後に登場するのは 藤原愛

登場して最初に歌うのは「わたしはお猪口になりたい」続いて歌うのは・・・「小さい秋みつけた」・・・久しぶりだなあ・・・毎年なんとなくこの時期に歌ってくれるこの歌・・・そうかあ、もう1年経つのだね

そのあとは「日の丸「故郷」など最近の彼女のレパートリーの中では重量級が続き・・・そして最後は・・・やはりこの面子だもんね 「ヨッパライ帰り道」で今日のライブは締めとなりました
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス


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