さあ、散々わき道ばかりに反れてたのでここらでちゃんとブルースの話に戻らないと怒られちゃうよね(笑)
一本の動画を見つけた これが撮られたのはいつなんだろう ちらっと移るストリートの景色に出てくる車のスタイルなんかを見ると1950年代ころかなと思うのだけど
1人の女性シンガーがピアノを弾きながら歌っている 曲はブルースではない この女性のことは知らなかった クラブなんかで歌ってるプロのシンガーなのかアマチュアなのか・・・
決して美人ではない 歌もあまり上手くはない 妙に所帯やつれしたような表情と仕草が不思議なインパクトを与える
でも僕がこの動画にインパクトを受けたのはもっと別の意味・・・それはタイトルに付けられた「Sweet Emma」という名前だ ステージネームなのかニックネームなのか・・・わからないが僕はこのタイトルを見て「ドキッ」とした
というのも僕が一緒にやっているブルースシンガー仲田修子のオリジナル曲にそのまま「マイスイートエマ」というタイトルのものがあるからだ
その歌は年老いて昔を懐かしみながら歌い続ける女性シンガーのことを歌ってるからだ
そのことが気になったので修子本人にそのことを尋ねてみた すると意外な事実が
彼女もじつはこの人のことを知っていて(本で知ったそうだ)そのとき彼女が72歳でまだ現役で歌っている姿を見てインパクトを受けその曲を作ったのだそうだ
調べてみてやっとどんな人かわかった 生まれは 1897年3月25日 ニューオリンズでピアニストとシンガーとしてずっと活動してた人で1961年にリバーサイドレコードからデビュー その後もずっとN,Oで活動を続け1983年1月28日に亡くなった
Sweet Emma Barrett は1982年まで音楽活動をしていたようでその時の音が残っていた アメリカのよき時代もよくない時代も生きてきたひとりの女性の姿があるようだ
高円寺ライブハウス ペンギンハウス
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