もう一度ブルース   47

今日は1人のブルースマンを紹介する

その名は 「アーサー・ビッグ・ボーイ・クルーダップ Arthur Big Boy Crudup」
本名はアーサー・クルーダップです。1905年にミシシッピー州フォレスト生まれ 1940年にシカゴへ出て1941年にブルーバードに「If I Get Lucky」などを初吹き込み 1950年代後半には半ば引退してヴァージニアに住んでいたが1967年に再発見され、デルマークにLP2枚をレコーディング。1974年3月にヴァージニア州ナサワドクスで死去

この人は戦前のシカゴブルーバードの時期から活躍していたが戦後のシカゴブルースの流行にはあまり関れずに一時は消えていたブルースマンだ

たしかにマディー・ウォーターズやハウリン・ウルフなどのダウンホームブルースに比べると大人しくソフトな感じがする しかしそこはやはりミシシッピ出身 その底にあるアーシーな部分はしっかりと持っていた

そして彼が残したこの曲 これがその後の音楽界に大きな影響を与えることになる その曲・・・

このスインギーでもあるアップテンポの曲をカバーした白人の若者が居た その曲は彼のデビュー曲になった そしてそこから新しい音楽の流れが始まった

その後1970年代に入って白人たちの前で演奏を続けてきたクルダップ あるときのインタビューで「That’s alriht に関しての著作料も何も自分は1ドルももらってない」と答えていた

しかし息子たちと一緒に嬉しそうに演奏していた晩年の彼はとても幸せそうに見える

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

http://penguinhouse.net/how

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする