仲田修子話 60

新宿で今もあの当時とほとんど変わらない地区といえばやはりここだろう

「ゴールデン街」 修子は決して近寄らなかったがこの地域が持つその猥雑さと毒気は相変わらず失われていないようだ

そのゴールデン街のすぐ裏に「花園神社」がある ここはれっきとした立派な神社なのだが、60年代に唐十郎の「状況劇場」が紅テントでの上演をやってそれを警察の機動隊が取り囲んだことで一躍ニュースになった場所だ


今はもう昔の話・・・そう思いながら境内を歩いていたらその一隅でなにやら工事をしていた
「何だろう」・・・と思って近付くとどうも舞台のようなものと客席のようなものが作られている
作業をしている人に尋ねてみた
「あの、これ何を作ってるのですか?」すると「よくぞ訊いてくれた」とばかりに嬉しげにその男が答える
「ええ、芝居のテントを作ってるんです!今度10日からここで公演をするんです」・・・と
おやおや、まだまだここはそういう場所だったのだね(笑)

まだまだ続きがあるので・・・残りは明日ですよ

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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