化学反応 17日

ペンギンハウスの床はワックスかけたので地味に光沢を放っています。

さてライブレポートです!

ジョコンダの憂鬱
ギターのインプロビゼーション(即興)40分一本勝負を堪能させていただきました。なんと本日は映像を流しながらのインプロという実験的なステージを実現。映像はペンギンマスターが選んだアニメーションでした、つまり2人のコラボレーションと言ってもいいかもしれません。
ジョコンダさんは映像を見ながら弾いていました。それ故、アニメーションのストーリーに感化されて音が生まれていると思える場面が何度かあり、彼の感性と表現力の深さに唸ってしまいました。

岡田家
岡田哲&ハナコ アコースティックギターの弾き語り。「どうも、ごひいきに!」という挨拶から始まりました。
今、季節は夏真っ只中なのですが、岡田家(オカダヤ)の楽曲を聴くと、なぜなのか晴れた秋の高い空へ何処までも真っ直ぐになにかが舞い上がるシーン、そんな情景が浮かびました(あくまで個人的な感想です)。
岡田さんのどこか切なくなる歌に、ハナコさんのタイトなジャンベが支え、ウインドベルがキラッといい所で決まって、かっこよかったです!

東京セッション
アコースティックギターが二人、物静かな方たちがステージでギターを手に取ったとたんにオーラを放ちます。あれ、このサウンドって本当にアコギ?と何度も確かめるほどの破壊力です。インプロ要素を入れながらも1コードで何処までも引っ張ってボルテージを上げていくような、最小フレーズを繰り返していくミニマル・エレクトロニカのアコースティック版のような一面がかっこいいです。

石田幹雄
前板を外した剥き出しのピアノの前に颯爽と座り、美しい和音が静かに響き始めました。徐々に烈しくなる石田さんの動きに、むき出しの複雑なハンマーが彼の指の動きとリンクし蠢き始めました。もうペンギンハウスはどこか異次元の世界へ・・・いえ、ここは石田幹雄の世界なのです。秘め続けていた感情を一気に吐き出すように呻きながら、まるで格闘するように烈しいフレーズを作り出していく・・・お客さんが「凄え・・・」と呟いたのが聞こえました。

今夜もペンギンハウスはいい夜でした。本日のPA ヤマノ
オムニバス動画です

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