ギターギター 46

あえてはっきり言いますが、スリーピー・ジョンエスティスのギターには見るべきスタイルは特にありません 大抵の曲は低音部のちょっとしたリフパーターンかベースランそれにリズムカッティングだけで出来ています じつにシンプルです そこに長年の盟友「ハミー・ニクソン」のハープや「ヤンク・レイチェル」のマンドリンなどが色彩をつけていきます

しかし、実はこのスタイルはそれまでの戦前のカントリーブルースマンとは一線を引くものがありました どういうことかというと、エスティスが活躍していた時代、ほとんどのブルースマンたちは基本的に独り(ソロ)で演奏することが多く、ほかの楽器が入ったとしてもそれは決して主流になることはありませんでした ただ、この当時の「メンフィス」という街ではエスティスたちのようなスタイルが人気がありました ソロのブルースマンではなく何人かで構成された「ユニット」での「ダンサブル」なスタイルです 明らかにメインが”聴かせる”ではなく”踊らせる”ための音楽 ギターはあまり技巧に走るよりもむしろコードのボトム(低音)を強調させながらシンプルにリズムを優先させる・・・

これは私見ですが、こういったスタイルが後になって「ロックンロール」を生み出すベースになったんじゃないか・・・奇しくもこのメンフィスにあった「サン・レコード」から同じくメンフィス育ちの「エルビス・プレスリー」が出てきたのは・・・決して偶然ではないように思えます

さて、そんなエスティスが珍しくソロで歌ってる曲がありました

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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