さて、サン・ハウスのギタースタイルをちょっと解説してみようと思います 今回は彼の再発見後の代表曲「Death Letter Blues」です
ポイントは最初の6弦をまるでチョッパーのように「バシッ・バシッ」と弾くところと、弦を弾き下ろすときに同時にボディーを叩く「スラップ奏法」みたいなこともやってることです
全体的にギターをまるでパーカッションのように扱っていますね
本当に凄まじいプレイです この映像を私は72年ごろ両国の「フォークロアセンター」で観たのですが(当時はビデオではなく8ミリフィルムでした)そのあまりのインパクトに、ちょっとトラウマになったほどでした(笑)
こんなに烈しくは弾けませんが、これに近いものをかいつまんで説明してみました まあ、あんな弾き方は出来ませんが・・・
彼のスタイルはその下の世代になる「ロバート・ジョンソンRobert Johnson」にも影響を与えましたが、ジョンソンはもっと洗練させて緻密なギタープレイを生み出しました(これについては次回やりましょう) むしろその後、戦後に活躍しはじめた「マディー・ウォーターズ Muddy Waters」のほうが直接の影響を受けてるように思いますね
マディーのギターについてもそのうち説明することにして「サン・ハウス」の話はこれくらいにします
高円寺ライブハウス ペンギンハウス