さて、今日はもう１人やはりブルース界のジャイアント「ライトニン・ホプキンス」氏から皆さんへの新年のご挨拶があります
では昨日の続きです
ええ、そういうわけでご隠居さん ハッつあんに色々と教えております
「で、何んすか？その”逆”ってえのは？」
「つまりな、ギターの弦なんてのは多けりゃいいってもんじゃないんだよ」
「でも少なくちゃろくな演奏が出来ねえんじゃ・・・」
「そんなことはない！まあこれを見てごらん」
・・・とご隠居さん１本の動画を見せました
「へ～え、なんかスゴいっすね でもこの人可哀相・・・」
「何が可哀相なんだい？」
「へえ、だってお金が無いから弦が買えない・・・」
「バカ、そうじゃないんだ この人はな、弦１本でも演奏はできるんだってことを教えてくれてるんだよ そもそもギターがちゃんと手に入らなかったアメリカの貧しい黒人たちはな、自分でギターをこさえて弾いてたんだ これを見てみなよ」
「な、何んすか！これ、なんかただの箱に棹くっ付けただけみたいの？」
「これはな”ディドリボウ”って言うんだ アメリカの貧しい黒人はな、お金が無くってギターが買えないってえときにはこうやって自分で手作りしたギターを弾いて腕を磨いてたんだな・・・こんなのもあるぞ」
「これはな、アフリカのどこかの若者が多分自分で作ったんだろうな・・・なんかオイルか何かの缶にモップの柄か何かをくっつけて作ったんだな・・・どうだ、ギターって一口に言っても色々あって奥が深いだろ！」
「そうっすね、ひとつ勉強になりました! じゃああっしもさっそく！」
「おいおい、どこへ行くんだい？」
「へえ、ちょっと思いついたことがありやしてね！」
・・・と八ッつあんどこかへ走りだしてしまいましたが・・・それは、というところでお後がよろしいようで、続きはまた明日
高円寺ライブハウス ペンギンハウス
