さて、スライドギターブルースマン 最後はこの人です
「ブラックエイスBlack Ace」
本名はベイブ・カルロ・レモン・ターナーです。1905年、テキサス州ヒューズ・スプリングスで生まれました。大恐慌時代に移ったシュリヴポートでオスカー・ローン・ウルフ・ウッズと知り合い、膝の上にギターを乗せてポケット・ナイフで弾くスライド奏法を習得します。後にターナーはナショナル社のスチール製ドブロ・ギターを手に入れると、ナイフを小さなボトル状の錠剤壜に持ち替えています。1930年代は一緒に活動したり、フォートワースのラジオ局に出演したりして、1937年になるとデッカに6曲を録音しています。戦後は綿摘みや守衛の仕事をして暮らしていましたが、1960年代にはアーフリーにLPを吹き込んでいます。1972年11月7日にテキサス州フォートワースで亡くなりました。(以上「ラディカル・ビスケット」より)
紹介文のとおり彼は昨日紹介した「オスカー・ウッズ」にスライドの手ほどきを受けて腕を磨いています ただ、ウッズと比べるとちょっとワイルドでダイナミックなサウンドです
彼も実際それほど多くの録音は残してなかったのですが、幸い60年代に入ってブルースリバイバルで「再発見」されて戦後の録音も残しています そして何より僕らには嬉しいことに、実際に彼が演奏している動画まで残っているのです
隣に座って見ているのは彼の奥さん・・・にしてはちょっと若いので、多分娘さんとお孫さんじゃないでしょうか なんか幸せそうな家族の光景が微笑ましく見える映像です
さて、戦前のカントリーブルースマン 次回はいよいよ最後のブルースマンが登場します
高円寺ライブハウス ペンギンハウス